文春e-book<br> 出世の法則 財界・官界のトップから日銀総裁まで

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文春e-book
出世の法則 財界・官界のトップから日銀総裁まで

  • 著者名:岸宣仁
  • 価格 ¥1,018(本体¥926)
  • 文藝春秋(2016/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163905624

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内容説明

著者は読売新聞経済部記者、フリージャーナリストとして、40年以上にわたって財界、
官界のトップに取材してきました。その膨大な取材メモから大物たちの秘められた
エピソードを一挙公開。

たとえば――

その一挙手一投足に注目が集まっている黒田東彦日銀総裁に、著者は大蔵省
入省4年目の頃から着目してきました。理由は仕事ぶりもさることながら、人並み
外れた読書量。東京教育大(現・筑波大)付属駒場中・高時代、図書室の蔵書を
すべて読破したという伝説の持ち主で、取材にいくといつも、デスクに倫理学、哲学、
数学、物理学など幅広いジャンルの本が積まれており、そのほとんどが原語で
あったことに驚嘆させられます。

かの本田宗一郎に最後にインタビューしたのも著者でした。軽のオープン・カー「ビート」の
発表会に杖をついて現れたカリスマ経営者は、新車の周りを何度も回って「いいなあ」を連発。
著者に遺した言葉からも、晩年までいかに車が好きであったかが伝わってきます。

財務省事務次官、日銀副総裁、大和総研理事長を歴任し、現在は2020年東京
オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の事務総長を務める武藤敏郎氏は、
エリート中のエリートですが、夫人がいかに内助の功を発揮していたか、著者の
夜討朝駆け取材から明らかになります。

「おまえ、散歩はしてるか」
「人間、最後は明るさだから」
「出世の陰に女房あり」
「寿司は好物から食べるか」
「接客中、上司に呼ばれたら」

処世や人物鑑定にまつわる名言も多数、収録。現場一筋の著者の、集大成といえる作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

5
著者の記者時代・フリージャーナリスト時代のネタがもとになっているせいか、エピソードが短くぶつ切りで内容が薄く感じました。もう少し掘り下げてもらいたかったです。2017/02/12

hiyu

4
チョココロネの項目についてはさておき、天麩羅と大根については身につまされる思い。ケチをつけるつもりは毛頭ない。主に霞が関かな、官僚をメインに指摘しているも、これが例えば中小企業においても成立するのか、多分共通部分はあると思われるが、非なる部分はどこなのか、この指摘があるとより深みも増すような気もする。無論これは非常に甘っちょろい、我がままなことなのであるが。2018/06/01

kunihiko@240mercer

1
MOFはじめかんちょうのしゅざいもながいひっしゃのやくにんぶんせきはおもしろかった。ながしよみ2017/02/05

とやまっこ

1
天婦羅,大根のたとえは面白い。2017/01/22

ショーン

0
筆者の記者としての経験や情報から導きだされる法則とは?普段接することのない官僚の実態が多く述べられており興味深かった。出世と読書の量とは比例する、能力が一緒ならあとはセンスとバランスと度胸次第だとか、小心者はすぐ上に報告したがる、上に頼り勝ち、または怖くて判断できずに過剰に情報を集めようとする等、天ぷらと大根の表現で語られる話は面白い。2020/10/21

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