人類は絶滅を逃れられるのか

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人類は絶滅を逃れられるのか

  • ISBN:9784478069882

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内容説明

スティーブン・ピンカー、マルコム・グラッドウェル、マット・リドレー……世界最高峰の知性が語る「人類の明日」の姿とは? AI、人口爆発、IoT、気候変動、テロ、核戦争――21世紀、世界を待っている未来は繁栄か滅亡か。「知」の大論戦が明らかにする人類の歴史の真実!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

157
題名負けの残念な本。本来のタイトルは「人類の未来は明るいか」。尊敬するピンカーとリドレーが哲学総合格闘技に参戦となれば、読まないわけには行かないと期待したが。「科学技術は人類の未来を幸福にする」幸福派ピンカーとリドレー組に懐疑派グラッドウェルとボトンがかみつくディベート録。主催者の勉強不足か幸福の定義からしてズレており、終始話はかみ合わない。建設的な異議であれば議論は深まったかもしれないが、ピンカーとリドレーの普段の主張を追っていれば既にどこかで読んだ話ばかり。2019/04/22

おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ

38
桜が咲くのを待っているこの時期がいちばんつらい。今日はあちらこちらの小学校で入学式が行われたそうでおめでたいから赤飯でも食べたいのだが、夜半から雨がはげしくなるらしくて寂しい。いろいろうまくいかない。もうだめかもしれないとまた思った。4年間でだいたい300回くらい思って、だいたい300回くらい起き上がった。あきらめがわるい。人類が絶滅するかどうかとか考える場合ではない。あきらめなければきっと生き残る。人間の形をしてなくても、お父さんの形じゃなくなっても、DNAは残る。ちゃんと桜は咲くから大丈夫、心配ない。2017/04/06

かんちゃん

24
【Booklive!】実に面白い。4人の知識人による白熱した議論。人類の未来が明るいか否か、明確に答えられる人間はいない。肯定派は過去のデータからの推論を滔々と展開し、否定派はデータ至上主義とも言える人間不在の科学や経済に警鐘を鳴らす。実はどちらも間違いではない。これがディベートの面白さだろう。それにしても4人の論者の知識レベルの高さには驚くばかり。米国のこういうところは素直にすごいと思う。2017/02/14

やまやま

20
このディベート、カナダではちょうど息子トルドー氏が選挙に勝って、アメリカはトランプ氏の加わる選挙戦の盛り上がりに目が離せないころであったと思いますが、基本、社会は良い方に向かってきたという肯定派の意見を反駁するにはなかなか難しい時期であったと感じました。訳者まえがきのとおり、実際当日の様子を視聴すると、訳を本で読んだ感じとはかなり違ったイメージであり、まあ、品があるかどうかは別として、ディベートとは娯楽なんでしょうかね。登壇者事前インタビューなども拝見すると、四人とも「慎重派」であるようにも思えました。2019/10/22

くも

18
悲観論の陣営と楽観論の陣営が相まみえるディベートの記録。『FACTFULLNESS』やリドレーの『繁栄』を読んでいれば話の方向性は見える。悲観論者は人間の裕福さは幸福を意味しないという視点を強調するが、裕福さが人類の生活水準を改善したか忘れているようだ。もちろん、大金持ちでも自殺する人はいるのだろうが。餓死が多発する最貧国に「経済的な裕福さはあなた方を幸福にしませんよ、だから投資はしません」などと言うべきだろうか。私は楽観論を支持する。2020/09/02

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