ビームコミックス<br> 私の好きな週末

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ビームコミックス
私の好きな週末

  • 著者名:三好銀【著者】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • KADOKAWA(2016/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047343979

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内容説明

個性豊かなラインナップが揃うビームコミックスの中でも、孤高のユニークな存在として、唯一無二の輝きを放つ作品を発表してきた、漫画界のマイナー・ポエト、三好銀。彼は、2016年8月31日、突然、この世界から去っていった。急逝を追悼して、遺作となった最新シリーズの全話に、単行本初収録の短篇を併収した特別編集本を緊急刊行する。
「ここからは天国しか見えやしない」三好銀「夏休み新聞」より(単行本『海辺へ行く道 夏』所収)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メイ&まー

21
なんにも知らなかった。ただ新刊が出るのが嬉しかった。もうこの奇妙な町からのあたらしい便りはとどかないけれど、いまでは楽園からこちらを望遠鏡で覗かれているような気分。収録の寄稿エッセイに「ぼくの漫画の背景は書き割り」と仰っていた、とあるのがとても腑に落ちる。だから同じ主演女優がにてるのに違う別の物語に出ててもおかしくないんだ。この本はまた格別にふしぎでおもしろく、幸福な読み終わりでした。2017/01/16

深夜

13
もっと早くに出会っていたかった作品。すでに亡くなってしまったとなれば、次の作品を待つ楽しみがない。その人を知る手掛かりも、残された作品の中にしかない。けれど、きっとそれくらいがちょうどいいのかもしれない。この作品のように、ふわふわとどこかへ運ばれていってしまうような、そんな空気を持ち合わせていた人なのだろう。2017/08/15

gelatin

8
★★★★ 好きだと意識したこともないまま少しずつ本棚に増えていった三好銀の漫画。もう増えないんだなあと思うと、少し寂しくなった。どこか人の体温を持たない絵柄と物語。我が事として引き寄せられないから面白い。小劇団のオムニバス舞台みたいだといつも思う。これまで作者の人となりにも全く気を引かれたことがなく、人間が描いていたんだなぁと思い、そう思う自分にびっくりする。もう一度、哀悼の意のままに読み直してみよう。2017/02/07

すわれる

5
三好銀さんの追悼刊行。初めて読んだけど、淡々とした不思議な雰囲気の作品で、とても好きな世界観だった。2020/11/03

フロム

5
旅行のを友というのは中々悩むのだが、三次銀の漫画はそのチョイスの中でも常に上位に位置する。 押し付けがましい主張が一切なく。疲れた目や体や精神にひたすら優しいからだ。 年に一冊程度刊行されていた、彼の作品が今後一切読めなくなるのはただ、ただ寂しい。2017/02/26

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