角川文庫<br> 随筆集 一私小説書きの独語

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角川文庫
随筆集 一私小説書きの独語

  • 著者名:西村賢太【著者】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • KADOKAWA(2016/11発売)
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  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041049501

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内容説明

雑事と雑音の中で研ぎ澄まされる言葉。半自叙伝「一私小説書きの独語」(未完)を始め、2012年2月から2013年1月までに各誌紙へ寄稿の随筆を網羅した、平成の無頼作家の第3エッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

澤水月

11
表題作は驚くほど芯を晒し「私小説とはノンフィクションと同義語ではない」。例えば実際の家族関係と貫多モノの違いをいいの?!てほど明かす…自身、途中でイカンと気づき連載中断し逃げた(微苦笑)ほどの内実。ある程度、著者創作読んだ後に必読の3冊目随筆。他はやる気ないAKB総選挙ルポ(!)や映画「苦役列車」罵倒、横溝映画愛などだが表題作はとにかく読む価値あり。2冊目随筆の文庫「小説にすがりつきたい夜もある(単行本『随筆集 一日』から、芥川報せ待つ「一日」抜いた再編)」の次著と分かり難いのは古書痴の意地か?読了3/62023/03/13

ぽち

10
平成23年9月から平成25年1月1日までのエッセイを初出順に。他に横溝原作映画十本、自著あとがき。P.147 『日本の路地を旅する』解説2022/05/09

がんもどき

9
単行本のほうで。昔の作家さんを読み込んでいる著者らしくなじみのない単語や漢字、言い回しが多いのはいつも通り。亡くなった作家さんだから、後に続く新作にやきもきしながら見ることもないだろうと読み始めたが、とんでもなかった。もっと早くこの人の本を読んでればよかった。映画「苦役列車」の酷評に却ってどんな映画だったのか気になってしまう。2023/04/05

オカピー

8
西村さんの随筆を、初めて読みました。小説のほうを数冊読んでいるので、ふむふむという感じでした。全てが小説のように生活しているわけではないと思いますが、実生活に近いものもあるのかなと思いました。「苦役列車」は、西村さんを知る前に奥さんが借りてきて1回、最近1回DVDで見ました。西村さんご自身が書かれている通り、原作とは随分かけ離れているように感じました。AKBの総選挙を見に行ったとは、仕事とは言え・・・2023/11/12

村山トカレフ

8
何気に未読の本書。文庫版を購入。ごった煮感満載のエッセイですな。私小説はあくまでも小説ですから、その辺りの脚色部位の先生自らの紐解きに「ほう」となる。珍しく思想的な話だったり(深くはないところがミソ)、大好きな横溝作品の映画レヴューだったり、先生が好きな人なら必読でしょう。そうじゃない人は読んでもなんの足しにもならんので読まないでよろしい。装画は能町みね子氏。2018/04/23

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