内容説明
親が子どもに与えたい能力や機会はどうすれば養われるのか? 「学校の勉強」「受験のための勉強」に役立つのはもちろんのこと、大人の世界でも役に立つ、「人生を切り開く能力を培うための勉強法」を伝える一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
べる
19
親や教師は一生の宝となる知恵や教養を身につけさせる使命がある。一流のものに出会わせる。必要最低限の充分な説明をする。漱石の速音読。問題集は得点よりも文章を楽しむ。新聞のアナウンサー読み。解説者になる練習。新聞の大事な言葉に丸をつけ、その言葉を使って分かりやすく話させる等、具体的な教育法が参考になった!小説は人間観の深さを学ぶこと。コミュ力も国語力。評論は知識。と生きる上での基盤が国語だと述べる。やるべき事、決めた事をきちんと勉強する粘り強さが将来の成功につながる。不得意の克服の方が大きな楽しみを得るとも。2019/07/21
みこ
14
印象に残ったのは読書に対する記述。子どもの読書について、「私は無理やりにでも読ませるべきだと思います。」と述べた上で、「自然と子どもが何もかもやるというふうに構えていたら、もともと向いている子しか国語ができるようにはならないのです。」としています。この意見にはとても賛成できます。強制という言葉にやたらと抵抗がある方もいますが、教育の基本は強制だと思います。子どもは強制されることを通して、自由に物事を行う力を身につけるのではないのでしょうか。2017/03/18
りょうみや
13
齋藤氏の本も5冊目。奇抜なものはなく真っ当な教育論が書かれていると思える。賢さにおいて記憶再生型と問題解決型の2種類に加え、人生全体をデザインする力を挙げているのは納得する。著者は国語が専門であるので、勉強の基本は言葉であるところと、各教科の攻略法の中でも国語の部分が一番参考になる。2017/02/16
み
9
齋藤孝さんの本はどれも基本がぶれない。何がなんでも「読書」「日本語力」。算数・数学についてのビートたけしのエピソード、映画を作るときに因数分解を使う、というのがお気に入り。数学的な思考法を別の何かに生かすというのがいい。理科の勉強法は家ならでは。学校で学ばせるときとはアプローチが異なるなと読みながら思った。2020/04/05
boo
8
図書館の返却棚を見て面白そうだと思って借りました。勉強が苦手とか嫌いとならないようにすることが親の務め。小学校の算数は親の責任でできるようにする。理科社会は重要単語を1分とか端的に説明できるように練習することで身につけていく。意識しながら小学生ママをしていきたいです。教師としては、できる限り苦手意識をもたせない授業作りといろいろな道があることを伝えていくことかな。2021/02/14
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