内容説明
いにしえの歌びとたちは、何を思い、何を歌ったのか──。古典に深い造詣と愛情を持つ第一級歌人が、歌意のみならず、作者をめぐる歌説話や心理・技巧にも言及、初めて本格的に「百人一首」の魅力を綴る。『NHK短歌』テキストに4年余りの歳月をかけて掲載された好評連載の単行本化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
64
オーソドックスな百首解説。百首は1行15文字で機械的に改行して2行で書かれていて上の句下の句の境目以外で改行されている歌が多く調子をつけて読むのには不向き。2017/04/27
kaizen@名古屋de朝活読書会
39
#馬場あき子 #百人一首 #天智天皇 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみわが衣手は 露にぬれつつ #返歌 秋の田の刈り入れあとを散歩する従兄弟と通った故郷(くに)の畦道 NHK教育用なら振りがなを苫(とま)が本文なく解説に 2016/10/22
元気伊勢子
4
子供の頃、漫画で百人一首の本を読んでいたことがあり、とても懐かしかった。2024/04/20
yumicomachi
4
【歌のこころ】という簡明にして格調高い訳、親切な【語注】、そして豊かな鑑賞とともに綴られる歌の作者の逸話や背景、紹介される百人一首歌以外の和歌。そのどれもが深いのに読みやすく心にすっと入ってくる。巻末には「詠み人略伝」も附されている。「NHK短歌」2012年5月号〜2016年6月号の連載をまとめたものという。2016年10月刊行。2019/07/02
naoco
4
色々なドラマがありますね。ライトに読んだり、入門にいいかもしれません!2018/06/13