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内容説明
日本人にとって神とは、どのような存在だったのか。日本の古代、日本の根源に、独自の感性で踏み込んでいった折口信夫の思想を鮮やかに照らし出す、俊秀の力作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
8
「篤胤において、神の怒りは穢れを排除しひとびとに幸をもたらす…折口の捉える神の「怒り」は、ひたすらすべてを破壊し尽くすものであり、人間にとっては、あくまでも非合理的な「神慮」なのであった」「国家神道が宗教ではなく道徳として規定されていることに対しては、柳田・折口・河野の三者とも異を唱えていた…河野は、そうした国家神道的な道徳をそのまま宗教として固定しようとし、柳田は、それとは異なる民間信仰を樹立しようとしている。折口は、その間にあって、国家神道とは異なる「宗教」を己れの心のよさとして実現しようとしている」2018/06/15
無重力蜜柑
7
日本思想を(西洋哲学との対比や相互作用ではなく)「内側」から読むシリーズ。我々が現在慣れ親しんでいる舶来物の思想とは全く異なる独特の論理や倫理が炸裂する愉快なシリーズだが、独特すぎて理解が追いつかないことも多々ある。本書もまさにそういう本の一つ。これは平田篤胤の巻でも思ったが、神道家は二言目には「神」や「霊魂」や「冥界」を持ち出すので、ゴリゴリに近代人な自分としてどういうテンションで接すれば良いのか分からない。実家が仏門で神道に縁がないのもあり、どうにも真面目に受け取りかねる印象が強い。2025/04/29
へんかんへん
5
降り口云々名前をおくられるエピソードがあった 面白い人だったんだなぁと 2016/12/29
gibbelin
2
折口学と、先生の暗い情念の関係を再発見。「折口語彙」というのも使ってみたいことば。2016/11/13
hixxxxki
0
上野誠、林浩平の入門書とともに読んだ。どの本もそれぞれの良さがあったが、この本が一番内容が濃く、読み応えがあったように思う。2019/09/01
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