新版・小説道場3

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新版・小説道場3

  • ISBN:9784875199175

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内容説明

ベストセラー作家がみずから投稿原稿を批評・添削しながら、執筆の指導を行う実戦的創作入門書。

数多くのベストセラーで知られる栗本薫が、中島梓の別名で雑誌JUNE誌上に連載した小説講座第3巻。やおい・BLとして知られる男性同性愛小説向けの内容ではあるが、天才作家が創作の機微から具体的技術までを余すところなく伝えた、創作を目指す者にとり必読の書。この巻では投稿者の成長と、また人気作家として活躍する道場出身者の活躍ぶりも描かれその点でも興趣尽きない内容となっている。

【著者】
中島梓
1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、400点を越える著作が刊行された。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-no

2
栗本薫は小説じゃなくてひとを見る。ただの小説指南じゃなく、作家の卵たちが成長してゆく、すぐれたノンフィクションでもあります。2010/08/31

ベロニカ

0
「最も残酷な神でありつつ最も人道的な葬儀の参列者であること。それが作家であるということだ。」2017/02/15

sloth_life

0
拾い読み2016/07/22

tsukamg

0
技術論や具体的アドバイスが前巻に続いてさらに減った。ただの小説ではなくなぜ「JUNE」を書くのかという問いが繰り返される。それは中島梓本人のよって来るところを再確認する作業になっていただろう。小説講座の役割は果たしているとは言えないが、栗本薫名義の作品を読んでもわからなかった、作者の内面の変化を理解する、重要な手がかりになっている。連載コーナーとして、本巻は円熟期が収録されている。次の巻でなぜ終わったのか?続きを読まずにはいられない。2016/01/18

ぐだぐだ

0
若干道場主のテンションが落ちてきた?と思いつつも楽しく読みました。この辺からはBLの走り的作品も多くなってきたかな。サミアを号泣しながら読んだ覚えがあるので須和さんの講評が印象的でした。黎明期だけあってSFから時代物まで様々なジャンルの作品があったのはうらやましい。吉野さくらさんと中島先生の間に何があったのか気になる。2014/06/16

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