内容説明
性教育のあり方があいまいな今、「性はいのちの話のひとつとして語るもの」として中学生以上に向け、人が生まれてくる過程を根源からやさしく伝える決定版。明星学園の感動の授業を書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もーちゃん
8
とてつもなくたくさんのいのちに支えられて、今、わたしはここにいる。あたりまえだけど、自分をはじめ、他人も傷つけてはいけないし、居なくてもいい人はいない。そう思っていても、この自己肯定感の低さは如何ともし難い。セックスについての章は、まぁいらないかな、と思いつつ読んだけど、女らしさ、男らしさの思いこみに気付かされた。性について気になり始める年ごろにはよい本だろうと思う。2013/06/24
tellme0112
7
「卵子と精子はどうやってであうの?」の質問に、どう答えるべきか悩みつつ手に取った本。中学生の質問箱とあるが、六年生にも「いのちの授業」をしているようだ。話題が幅広く、大変興味深く読んだ。よく書かれている。夫にも読ませたい。いい夫婦の日に相応しい読書だったなあ~。2017/11/22
ツキノ
7
明星学園小学校の授業が本になった。中学生の質問箱シリーズのシリーズの特徴なのだけれど、子どもの質問や感想が文中に挿入されている。文章も語り掛ける口調になっているのがいい。本の花束の表紙インタビューを読んで購入。積読していたのがいいタイミングで読めた。2017/07/03
Naoko
4
人は母親のお腹の中の10カ月で38億年分の進化をする。生物の歴史がDNAに刻み込まれている。それを知って大興奮。生命ってすごいわ。2015/02/17
rc005063
3
子ども達に語りかけるような文体であり、読みやすい。後半は良くある性教育系の内容であったのに対し、前半は「命や生」について書かれており、生命の誕生をどんどん遡っていくスト―リーになっている。特に受精卵以前、進化の過程にまで遡って命の尊さを感じることのできる内容で大変勉強になる。赤ちゃんはお腹の中で38億年の進化の過程をすべて行うらしい。「すごい…」という言葉しか出てこない。幼い子ども達にこそ、この「生命」の素晴らしさを知ってほしい2016/03/24