新潮選書<br> 現代史の中で考える

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新潮選書
現代史の中で考える

  • 著者名:高坂正堯【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2016/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106005268

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内容説明

大英帝国の繁栄と衰亡。天安門事件とソ連の崩壊からひもとく、共産主義の本質とヨーロッパの将来。「パールハーバー五十周年」に思う、太平洋戦争のリーダーたち。そして、和辻哲郎と天皇制。文明論や近現代史を読み解きながら、日本のとるべき道を示唆した貴重な発言の数々。自由闊達な発想とその独特の史観から、論壇に多くの足跡を残した歴史家の「遺言」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

6
国際政治学の第一人者であった著者の講演集が中心です。どちらかというと右寄りだといわれていますが、どちらにも偏らないで言いたいことははっきり言う学者であったと思っています。分析は的確で歴史にも詳しく、これからの日本のあり方をはっきりと示してくれています。2013/10/21

まさにい

5
最近、小説はあまり読んでなく、この手の本が多い。小説も読みたいのだが時間がない。はぁ~。さてこの本、著者の膨大な知識量を元に、著者の考え方が自由に述べられている。講演を元にした本なので、内容も分かりやすい。このように歴史で考えられる(遊べるといっては失礼なのであろうが…)ことには憧れる。自分で考える事(自分で遊べること)のためには、『何で』『どうして』という疑問を持ち、それを調べることができなくては十分に遊べない。少なくとも、この本には、『何で』を考えるヒントが満載であった。2017/07/21

こけこ

4
10代の頃、高坂正堯氏の本が難解すぎて読めなかった。今回は、リベンジの意味も含めて読んで考えてみた。亡くなってから、10年以上が経っているのに全く内容が古くない。「日本人は堕落しやすい」は、肝に銘じておこうと思う。もう少し私自身が歴史や経済を学んでから、改めて読み返してみたい。感じ方が今と違う気がする。2025/01/16

バルジ

3
講演録や雑誌寄稿を纏めた1冊で現代国際政治から和辻哲郎の「読み方」まで雑多な内容を含む。本書の面白さはやはり著者の透徹した「文明」観が遺憾なく示されている点であろう。イギリスの衰退から和辻哲郎を通しての日本文明への言及はものの捉え方、事象の読み方含め大いに参考になる。文明の持つ「強み」がいつしか「弱み」へと転化する、その際に文明の没落は始まるとのことだが、依然として迷走を続け「失われた30年」を迎えようとする現代日本への強烈なメッセージにも感ずる。2021/03/14

triple_port

2
日本人は堕落しやすい!世界の主要なプレーヤーになれるかもしれない淡い期待と影響を考えることができなかった戦前日本を考察した作品。2025/03/30

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