集英社コバルト文庫<br> 無音の哀戀歌 ~さようなら、わたしの最愛~

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集英社コバルト文庫
無音の哀戀歌 ~さようなら、わたしの最愛~

  • ISBN:9784086015530

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内容説明

号泣必至!! ヒストリカル・ラブストーリー。革命前夜のフランス、パリ。降りしきる雨の中、自由奔放で美しい高級娼婦のジャンヌと身分を偽った凛々しき死刑執行人、シャルルは出会った。互いに惹かれあいながらも、けして許されることのない恋に身を委ねる2人の未来は──!? 甘く密やかに燃え上がるヒストリカル・ラブストーリー。表題作のほか、動乱のフランス革命期に一途な愛を貫いた、『嵐の狂想曲(カプリス)~暁を臨む天上の歌~』も収録。

目次

無音の哀戀歌(セレナード)~さようなら、わたしの最愛~
嵐の狂想曲(カプリス)~暁を臨む天上の歌~
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆり

9
予想以上にずーんと重ためのテーマでしたが、結局読むのを止められずに読み切っちゃいました。勢いがありました(笑)。前半の悲しい恋はなんとも切ない…。結末が辛い。後半は主にロマンス以外の部分で読みごたえがあったような。私は前半のヒーローのシャルルが好きだったので、結局最後まで一番応援して読むことに(笑)。2011/08/04

9
受賞作の短編と、書きおろしの話。前者は悲恋が良い感じの恋愛ものですが、後者は男ばっかりで結構むさ苦しい。だが、それがいい(笑)あとがきにもありますが、テルミドールの辺りなど、めちゃくちゃな構成もあるけど、歴史物として楽しめました。ジャンヌは好感のもてるヒロインです。シャルルも両作品で活躍してカッコイイ。逆に書きおろしの主人公アンリとマリは弱く、サン・ジュストやダントンに食われていた気がします。文章に少し癖があるけど、慣れると気にならない。処女演説の場面だけ、なんだか資料まる写しみたいだったのが残念。2011/08/02

りぷれ@灯れ松明の火

8
ラノベには珍しく(失礼)、しっかり読みごたえのある歴史モノでした。主人公がフランス革命期の処刑人てのは異色。表題作のラブストーリーも切なくて良かったですが(のちのジャンヌの正体にはびっくり!)、続編のフランス革命真っ只中に生きる処刑人親子と革命家達の物語にハマりました!視点を変えて、サン・ジュストやロベスピエール革命家達がメインの番外編が読みたい。2011/08/05

灯花

8
★★★★☆ 独特のような…重厚なストーリーに引き込まれてしまいました。前編のシャルル編は悲哀感が残り、反して後編の息子編は希望が残る。そんな思いに捕われました。シャルルが…(泣)ジャンヌがあの御方だとは驚きでした∀2011/08/02

U

7
ああ、これは好きだった。切なくて涙が出る。シャルルの処刑人たらんとする姿勢も、二つの恋も、家族の情も、どれもせつない。同じ作者さんの、雑誌コバルトに掲載されていた短編がまた大分違う感じのコメディで、それも結構好きだったなあ。なんというか、革命期を生きる大人が恰好良い話でした。潔く豪快。ダントン楽しい。ダントン一番好き。革命家ズが愉快。2011/10/21

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