内容説明
四間飛車で勝ちたい方必見!
「四間飛車は、一番人気があるといえる戦法です。また、序盤の作戦を覚えるのが一番簡単ではないかと思えることもあります」(まえがきより)
好守のバランスに優れ、アマチュアに最も人気のある戦法、四間飛車。
四間に飛車を振り、玉を美濃囲いに囲う。序盤は比較的スムーズに行きますが、相手に急戦を仕掛けられたときのタイミングや居飛車穴熊を始めとする持久戦でこられたときの戦い方がいまいち分からない、という方も多いのではないでしょうか?
そこでぜひとも読んでいただきたいのが本書です。
急所を分かりやすい解説することに定評のある大平武洋六段が、四間飛車のポイントを丁寧に説明しています。
序盤の要点、急戦・持久戦への対策、さらに攻めと守りの部分的な手筋までしっかり解説。
本書を読んで四間飛車の勝ち方を身につけてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
12
四間飛車の基礎定跡本。 ノーマル四間飛車はそれほど指さないが、角交換拒否の相手とかにたまに指すことのある戦法。終盤の穴熊相手の攻略法や、美濃囲いの弱点などが分かりやすく載っている。対急戦、対右四間飛車、対持久戦と短いながらも一通りそろっていて、あとは対引き角さえ勉強すればいい、という本。あと、先手番でなくなぜか後手番が多く載っている。それだけ四間飛車はカウンター狙いの戦法だということか2021/04/18
こまごめ
2
あらためて読んでみて四間飛車は沢山本が出ていますのでやはり物足りない気がしてきました。対居飛車穴熊に対しては居飛車側も勉強してない変化もあるのでこの本の変化を完璧に覚えればかなり指せると思います。2022/06/12
こまごめ
2
とりあえずよく当たる急戦や穴熊対策まで広範囲でカバーしてます。この内容を抑えてから他の四間飛車の本にいけば理解もスムーズでしょう。 個人的に対穴熊で端歩を保留するのはなかなか指しにくいです。2021/07/24
nerozou666
2
大平武洋六段の「これだけで勝てる」シリーズ第1作目。振り飛車の基本である四間飛車について丁寧に解説されている。似たような棋書が多い中、本作はとりわけ簡単に低級位者でもわかりやすく要点をまとめてある。将棋入門書でルールを覚え、序盤ガイド本で様々な戦法を学んだ後、自分の戦法を選ぶ段階に至った初級者が読むのに適しています。本シリーズは本作以下続刊しており、振り飛車の様々な戦法について刊行されている。戦法入門書として群を抜いて優秀な本作だが、残念なのはこの続刊が本作の内容を前提としている部分があることか。2018/10/12
kinaba
2
「美濃囲いに囲うと、おおらかになりすぎてしまうので避けてる」わろた2017/08/13