内容説明
とっておきの店を数え上げたら、共通項は「ファミレスっぽい」? ガチで今を生きるメシ屋は「安い・早い・ガッツリ」の三拍子揃い、満艦飾のメニューがお約束──までは昭和レトロ食堂と変わらないが、おいしさと濃やかなサービスはさらに問われる要素。だからこそ、家族連れでも賑わい、人品卑しからぬ夫婦連れもそこで息抜きをしている。言うなれば、それこそが昭和後期の外食DNA。これを受け継いだ、「街場ファミレス」ともいうべき実用食堂はかくも健闘している!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルル
22
テンション上がりきった所で一気に奈落の底へ。なんだよ、人の食い気をマックスにしておいて実は閉店って…、そんなが多すぎる。これはかつての良い食堂を懐かしむ本なのかい?しかし興味そそられる食堂もあることにはあった。普段使いに食堂はかかせぬ。昭和を色濃く残した名店が揃っております。クイックうどんは興味なし。主に東京の西側が拠点の方が読む本。2016/11/16
MOKIZAN
21
昭和40,50年代が対象と断わりがしてあった。30年代の自分が読んでどう思うかとも気にはなった。知っている店もちらほらあったし、著者本らしく、懐具合との相談が必要な料理も僅かだったと思う。しかしながら50過ぎとなってしまった我が身には、最早その量や、押し並べての味の濃さはきついものになっちゃったなと感じる。いつも通りの実用性はあっても、やっぱりこの著書に”B級”は必須ですよ。2016/12/23
トライ
3
懐かしさに浸るだけではなく、まずは味、コスパ等を気にした上での実用ガイド。こういう店、やはりジワジワと数は減っていくものである。行くならお早めに。それにしても腹が減る本です。著者の若干のめんどくささも含めて味わい深いです。2017/02/28
uchi
1
昔から好きな店が載ってたりして、作者と好みが近いと笑ってしまいました。2019/02/11
arnie ozawa
1
多くの食堂が登場するも羅列に終わっているところ多数。帯のとおり、実用グルメの本としてはいいのかもしれないけれど、読んでいて食べに行きたいと全く思わないグルメ本は…2018/11/04