コルドバの女豹

個数:1
紙書籍版価格
¥671
  • 電子書籍
  • Reader

コルドバの女豹

  • 著者名:逢坂剛【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 講談社(2016/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061838277

ファイル: /

内容説明

強烈な太陽。薄暗い路地。カスタネットの響きと闘牛の雄叫びの町スペインを舞台に、ファシストが、王党派が、共産党が、トロツキストが、アナキストが、ETAが、血で血を洗い、裏切りで裏切りを裂く。――この恐怖と魅惑の町にいま、黒い情念と極秘の使命を帯びた謎の日本人たちが侵入してきた……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

36
75年のフランコの死から81年のクーデター未遂余波までを背景とした連作活劇。私が本作を含む『幻のマドリード通信』『スペイン灼熱の午後』『カディスの赤い星』のスペイン四部作に魅せられて彼の地を旅したのが88年の夏。当時の私の頭の中には民主制移行に伴う混乱期のスペインの様子が刷り込まれており、やや腰の引けた旅立ちであったが、現実のスペインとの時差は7年近くもあり、幸い小説の様な場面には出会さなかった。第1話にジプシー街からアルハンブラ宮殿を見る場面が出てくるが、私も同じ場所から夕闇に浮かび上がる宮殿を眺めた。2012/06/13

あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

22
大量殺戮!Σ( ̄□ ̄;)スペインの短編集。2018/01/20

ken_sakura

11
普通。5編の短編集。「カディスの赤い星」がとても面白かったので、逢坂剛のデビュー作「暗殺者グラナダに死す」を読みたくて手に取った。全ての短編が、フランコ総統が死んで(1975)から約10年後のスペイン、主人公は日本人。山っ気が足りずモノ足らないけど、その割には読める素性の良さが、佐々木譲のデビュー作「鉄騎兵、跳んだ」を思い出させた。ヒロインが良かった「コルドバの女豹」と山っ気が足りている「赤い熱気球」が好き(^_^)2016/12/08

sagatak

6
普通にサスペンス。スペイン旅行の前だったか後だったか関連のものをと思って積読状態だったのをやっと読んだ。面白くないことはないし、町の風景が思い出しながら読むと楽しくもあるが、このての小説に出てくる日本人ってなんだか現実離れしててどうも嘘っぽさについていけない。漫画でゴルゴ13なら納得なんだけど… 娯楽小説だしそんなもんかな。 2018/08/29

ken-chang

2
既読2022/10/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/566246
  • ご注意事項