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内容説明
住民の高齢化、崩壊する生活基盤、空き家の増加。今、郊外の住宅街は破綻の危機にある。この現実を前にできることは何か。家を買った人も買う予定の人も知って欲しい、住宅街が抱える問題と対策を明らかにした1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
51
初めて自宅を買い換える為に不動産探しをした日々を思い返しました。東京郊外の横浜方面を歩き、坂の多さに諦め、駅近都心マンションにしたのが正解だったようです。何度か買い換えた経験をしたので、この本の内容は今では常識と思えますが、当時は結構憧れたものです。損も経験済みなので、何はなくても立地とマンションの空地率、管理内容、スケールメリット重視と信じています。この何を重視するかについての指摘が薄いように感じました。2018/10/20
ごへいもち
33
あれも×これも×じゃどうすれば?私は買う派。買ってはいけない家に住んでいるみたいですが今朝も「求む不動産」チラシが入っていて多少価格が回復していたのでちょっと安心。2018/05/31
ロア
24
かつてニュータウンとして開発され、大々的に売り出された街。年月の経過とともにオールドタウンとなり、そして。。。(( ;゚Д゚))2016/12/02
noby
20
人口減少と高齢化によって全国に蔓延している「ニュータウン問題」に焦点を絞り論じた本。主に横浜の事例。様々なメディアで問題点が論じられるようになりました。ニュータウンと呼ばれるエリアが全国に2000カ所もあり、今尚開発中のところもあるというのが驚き。「家を買うってなんだったんだろう」と黄昏てみたくもなるというもの。共同幻想、集団催眠、ヒステリー、そういうものだったのかもしれません。 2017/08/25
mazda
14
「負動産」になりつつある不動産ですが、考え始めると本当にいろんなことが出てきますね。耐震強度偽装、町の高齢化、ローン返済、修繕積立金、マンションの管理組合、などなど、もうどこから検討したらいいのやら…。横浜市でも瀬谷、旭、栄、泉、などは子供の数が減少し学校の統廃合が進んでいるところもありますから、都会だから大丈夫、なんてことはもはや幻想です。牧野さんは対策についても書いていますが、もはや投げやり感満載です(笑)。シェアハウス、空き家バンク、どれも決定打にはなりませんね。持たないことでしょう、やっぱり…。2018/10/16