内容説明
今こそ世に問う!
角栄を最もよく知る著者、最後の書き下ろし。待望の復刊!(『怨念の系譜』を改題)
「英雄たちの復権なくして、日本の繁栄はなし」
新政府軍に敗れた長岡藩・河井継之助の無念が、その後、同じ土地に生まれた五十六、角栄の更なる悲劇につながった!
明治維新から現在まで、日本そして世界を呪縛する“怨念の構造”を壮大なスケールで描いた感動の大作。
ロッキード事件の真実が初めて語られる……。
解説:半藤一利。
新潟が生んだ三人の偉才、河井継之助、山本五十六、田中角栄。彼らに共通するのは、リーダーとしての先見性、決断力と実行力、世界を意識した国家戦略など優れた資質を持っていたことだ。そしていずれもが「独立」と「富国」を志すが、歴史の大波に翻弄され、劇的な生涯を閉じている。
時代の転換期に現れた英雄たちの足跡を徹底検証し、その底流にある「怨念の構造」を明らかにしていくノンフィクション。ロッキード事件の真実が初めて語られる……。
〈著者の言葉〉
山本五十六と同様、巨大な風車に立ち向かった角栄は、力及ばずなぎ倒された。後継者は見当たらない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
長岡紅蓮
1
新潟が生んだ偉人。河井継之助、山本五十六、田中角栄。三人に共通するのは、先見の明に優れた点だ。しかし、時代の流れとは残酷なもので小千谷会談が決裂し、北越戦争の犠牲となった河井。米国との戦力面などの差から戦争回避の道を探るも、戦争に舵を切らねばならなかった山本。日本列島改造論を掲げ、ヒト・モノ・カネの流れを再編成しようとするも、戦後最大級の贈収賄事件ロッキード事件の被告となった田中。無念というしかない。だが、地域に根ざした「志」は時を越えて受け継がれてきたのだと感じた。それに継ぐリーダーを日本は求めている。2017/12/12
タカ
0
この3人に無理矢理共通点を見つけようとすることはあまりしたくないが、明治維新後、賊軍として扱われた藩に多くの逸材がいたことは想像出来る。 民は国の元と見抜いた河井継之助、その民を味方に付けた田中角栄という異能を輩出した長岡もそうした藩の一つ。 3人とも武運は尽きたが、怨念を遺したのではなく、礎を築いたと思いたい。2020/01/19




