内容説明
著者は、夫の仕事の関係で、フランスに家族4人で住む機会を得た。
2001年から2004年と、2007年から2010年の二回、パリ市内のアパルトマンで暮らしたが、
計6年半フランスに滞在して何よりも驚いたのは、働く母親が多いことだったという。
フランス人の女性たちはいったいどうやって、仕事と子育てを両立しているのだろうか。
日本では難しいことが、なぜフランスでは可能なのだろうか。
2人の子どもを現地校に通わせ、フランス人と知り合う中で、両立を可能にする実情がだんだんとわかってきた。
長い歴史と豊かな文化のある国フランス、人生を楽しむフランス人のライフスタイルから学ぶことは多い。
本書では、仕事と子育ても含めた、フランス人の普段の暮らしを紹介します。
毎日を楽しく過ごすためのヒントが満載の1冊です。
【著者紹介】
国末則子(くにすえ・のりこ)
1964年東京都生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業。東洋経済新報社を経て90年、朝日新聞社入社。
徳島支局、大阪本社整理部、京都支局に勤務し、98年退社。2001年から04年と07年から10年の二回計6年半にわたり、フランス・パリに滞在。
15年から東洋経済オンラインに記事を執筆。共著書に『阿波おどりの世界』(朝日新聞社)。
【目次より】
◆はじめに
◆第1章 グルメの国の食卓
◆第2章 奥深い食文化
◆第3章 仕事も子育ても
◆第4章 良いバカンス、良い週末
◆第5章 人との関わり
◆第6章 思い思いに暮らす
◆第7章 心豊かな日々を
◆おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨータン
15
いろいろな面で参考になりました。大量消費をしないフランス人の生活は見習いたいです。この方がフランス人を家に招待した時の料理、マネしたいなと思います。サーモンの握り寿司、イクラの軍艦巻き、焼き鳥、寒天の上に小さく切った果物など、確かに外国人受けしそう。2022/09/17
ず〜みん
9
夫の駐在に同行した元新聞記者の妻によるフランス滞在記(回想)。黄色人種小馬鹿にされてるのに都合よく解釈したなぁと思う部分もなくはないし、書かれている程、しおらしくないから6年も過ごせていたのだと思うけど、フランス人気質をよく捉えているなぁという箇所が多く、読みやすい文章だった。2017/04/22
laili
8
移住したい国、憧れの国、パリ。読めば読むほど自分のマインドにぴったりな文化、国民性。。。ということでまずは旅行で行きたい国No. 1です。現地の生活や文化がわかりやすくまとまっていて読みやすく、ますますパリへの憧れが募るのでした。今は全力で英語学習中ですがいつかフランス語もマスターしたい。。!2022/12/24
K1
8
日本人は失敗したらダメだと考える。フランス人は失敗したら、やり直せばよいと考えるー教育制度一つをとっても、日本とフランスでは違うわけで、その違いは、考え方の違いによるものだと思う。当たり前と言えば、当たり前なんだけどね〜。2019/02/09
shizuca
6
おそらく図書館で一度読んでる。フランス滞在を思い出して、かな? エッセイ。マルシェは大体のフランス滞在エッセイに登場するから、一度はマルシェで買い物をしてみたい。2019/10/30
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