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内容説明
文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作!
朝日新聞書評で絶賛!
元NMB48の山田菜々主演で映画化決定。
人とかかわることが苦手で、いつも孤独感を抱える高校生、つぐみ。
そんな彼女の世界が、美術予備校へ入学してから、ほんの少しずつ変わり始める。 ――不器用な心の動きを繊細に描く、少女の恋と成長の物語。
電子版特典のあとがきを収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブレーメン
11
友人に拒否された過去。クラスメイトに傷つけられ続ける今。つぐみは他人が不快にならないように、自分が傷つけられないように人と関わる事を避け殻を作り、一人だけの世界(美大)を目指して予備校に通い始める…。コマや絵がシンプルだが、若しくはシンプルだからこそともいえる圧倒的なストーリー性。引き込まれて最後にはつぐみと一緒に微笑んでいた。2013/04/30
ぐうぐう
10
『マスタード・チョコレート』は、漫画とはひとコマひとコマの積み重ねで形成されているということに、改めて気付かせてくれる。ひとコマは、何かを切り取った瞬間で、動きはない。変化もない。だけれど、それが連続することで、そこに感情の起伏が生まれ、変化が生じ、そして成長が見えてくる。孤独を抱える女子高生が、美術予備校に通い始めることで、少しずつ、本当に少しずつ自分が変わっていく様を、冬川智子は、漫画のひとコマひとコマの積み重ねにより、丁寧に、繊細に描いていく。そしてそれは、人生にも言えることなのだ。2012/05/06
peeping hole
7
コマ割りを排除した均等四コマが延々続く単巻もの。人が人を好きになる瞬間を描くことは映画であれ音楽であれ文学であれ、ことさら珍しいものではないが成功しているものは本当に少ない。セックスを描くことでしかドラマを作り出せないフィクションにうんざりしてるのは私だけじゃないだろう。この作品における重要な山場となる”ただ海を見に行く”場面、そこにコマ割りも過剰なキャラもない、ましてや音楽すら、それだけで琴線に触れる作品になりえるのだとこの作品は証明した。「私は人を好きになったんだ」。それにしてもいい帯とタイトルだ。2016/11/12
パンダプー
7
新聞書評で紹介されていたので、なんとなく気になっていた。40代半ばのわたしですが、途中涙がでた。なんというか、人生の厳しさに遭遇してないのに、主人公がコミュ力を高めていく感じは「自然」だ。小説や漫画で、主人公が育つときって手厳しいことやまもりで時々つらい・・・。人間関係よりもっと辛いことが人生はいっぱいあるけど、漫画の中の人間関係くらいはこの漫画くらいのいい人たちに支えられていてほしいや☆2012/05/21
椿子
6
携帯サイトで連載していたときにちょっとだけ読んで、うーんなかなか面白い…と思ってたら新聞の書評欄でも評価されていて、賞もとったということなので買ってみた。ちょいちびまる子ちゃんみたいな感じ。絵が上手いのか下手なのかわからないんだけど(昔なかよしで連載してた「あずきちゃん」を思い出す)自分の居場所がない女の子の心情は上手く描けていたかなと思う。特に友人のマリちゃんが良い。ただ何故に主人公をこの絵柄で巨乳にしたのかがわからない…。2012/12/12
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