双葉文庫<br> 先生と僕

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双葉文庫
先生と僕

  • 著者名:坂木司【著】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • 双葉社(2016/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575514728

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内容説明

僕の先生は中学生! ひょんなことから大学のミス研に入った恐がりな僕は、家庭教師の生徒である隼人くんから古今東西のミステリー作品の講義を受けることに。出かけた先で遭遇する様々な「日常の謎」を2人で解決していくミステリー連作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

272
大学一年生の伊藤二葉は年が明けてもまだ十八歳だった。かなり遅生まれなのね。酒飲むくせに。2015/05/08

hiro

271
坂木さんの本8冊目。坂木作品いつもの日常の謎と主人公の成長譚の短編5編の連作短編集。できれば平穏無事に犯罪とは無縁の人生を送りたい田舎育ちの大学1年生伊藤二葉の‘僕’と、犯罪を見つけた以上、放っておけない東京育ちの中学1年生瀬川隼人の‘先生’という逆転コンビの設定がよくできていて、面白い作品だった。巻き込まれた事件を通して‘僕’が成長していくが、騙しの手口などは、読者も勉強になる。おまけの『特別便』でホリデーとホテルとの坂木作品のリンクも楽しめる。次の坂木作品は『大きな音が聞こえるか』を読もうと思う。2013/09/29

ダイ@2019.11.2~一時休止

261
二葉と隼人の事件簿その1。短編集。日常の謎系って感じで中でも逃げ水のいるプールがよかった。2014/10/13

SJW

204
主人公は田舎から出てきたばかりの大学一年生で18才の二葉。都会に恐怖を感じる怖がりで、常に最悪のケースを考えている。公園にいた彼に声をかけたのは、中学1年生で13才の隼人。隼人の家庭教師をすることになったが、二人の周りの不思議な日常ミステリーを隼人が先生となり問題を解決していく。構成が引きこもり探偵シリーズに似ており、鳥井を思い出させてくれた。家庭教師の教え子に色々と教えられるのはなんとも滑稽でホッとする。2019/08/02

ちょこまーぶる

152
楽しみながら読み進めた一冊でした。日常生活を送る中での些細な?出来事に秘められた謎を紐解きながら、読者のミステリー心をキュッと掴んでしまう作者の文章力って物凄いなぁ~と感激しながら読み進めました。そして、田舎から上京した純粋大学生と都会生まれの洗練された小学生の二人のキャラクターの出会いから少しずつ距離が短くなっていく関係にほのぼのとした想いを感じることができましたね。短編の中では「額縁の裏」がお気に入りかな・・・誰もがすぐに陥りそうな状況だし、現に高齢者の方々はかなりの犠牲者がいるんじゃないかな。2018/12/20

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