内容説明
■霧ヶ峰涼と渡り廊下の怪人 体育祭を二日後に控えた学園。陸上部の練習終了後、主将の足立が倒れていた場所は、渡り廊下の中央という奇妙な場所だった。 ■霧ヶ峰涼と瓢箪池の怪事件 秋の学園祭。探偵部一同はお好み焼き屋を出店。 その夕刻、モテ男の生徒が謎の女性に襲われ、瓢箪池に転落してしまった。 ■霧ヶ峰涼への挑戦 ミス鯉高祭を見に行こうとする涼の前に、大金うるるが現れる。 名前からして霧ヶ峰涼のライバル美少女は、架空密室事件の挑戦状を探偵部にたたきつけた。 ■霧ヶ峰涼と十二月のUFO 冬期補習の帰り、クール・ビューティー、池上先生と会った涼は、二人で恋ヶ窪教会の前を通ったが、その庭で神父さんが……。 ■霧ヶ峰涼と映画部の密室 ひょんなことから、映画部の映画に出演することになってしまった涼。 だがその部室から、40インチのテレビが消失した。 ■霧ヶ峰涼への二度目の挑戦 またも現れた大金うるる。今度仕掛けた架空事件は“空家の刺殺死体”。 雪の中、第三者の出入りは不可能で、涼に“犯人”の疑いが? ■霧ヶ峰涼とお礼参りの謎 霧ヶ峰涼、二年最後の三月。学園には三年生による先生への 「お礼参り」という習慣(?)があるという。池の畔に立つ体育教師に早速……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
78
【鯉が窪学園探偵部シリーズ】番外編第2弾。探偵部副部長の霧ヶ峰涼が活躍する、7編の連作短編集。今回は霧ヶ峰涼のライバルとして、ミステリ研究会の大金うるるからの、推理ゲーム対決が持ち込まれる。本編からお馴染みのキャラが登場するのだが、卒業のために顔出しをしました程度で少々残念。しかし、笑いを止められない会話の応酬に、ミステリ好きには必要不可欠な謎を、これでもかとしっかり列べる。さらにはその先にあるミスディレクションと、本格の魅力の一端はちゃんと味わえるのです。ラストの終わり方が気になり、早く次を読みたいぞ。2021/11/09
ニカ
49
どの話しもユーモアがあって、サクッと読める。最後の凶器はこの本ならではの物だった。2022/02/19
はる
37
やっと探偵部のメンバーが出てきたと思ってたら二人の先輩が卒業していった!でも、ミスコンのメンバーはやたら手の込んだ挑戦状を叩き付けて来てそれに巻き込まれた部員が辞めてやる~。ってのが好きだな~。ラストの鯉が凶器って言うのは賛成出来ないけど、登場人物の掛け合いは好き。2016/12/13
再び読書
34
文庫で丁度の「謎解き」系の日常ミステリーです。ハードカバーなら少し勿体無い感じがします。ぼくらの世代だとビタはまりのエアコン霧ヶ峰に大金(ダイキン)のうるるとさららはやり過ぎ感が半端ない。ただ、全編を貫くのは、この様な荒唐無稽の謎解きなので、最後はそれなりに納得させられる。しかし、綿菓子や鯉ヶ窪だから鯉を凶器として使うとか、発想力は突き抜けている。烏賊川市シリーズにでも進みましょう!2021/03/10
こーた
33
新刊なのに何故か図書館の棚に置かれていたので借りて読みました。前作同様に霧ヶ峰凉のキャラが面白く楽しく読めました。鯉ヶ窪シリーズは多摩川部長シリーズもあるようなので、それも読んでみたいです。2016/11/08
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