内容説明
ある日突然、妖精から膨大な魔力を預かった貧乏令嬢のリンジー。 助けてくれるのは「人間」には冷たい英雄魔術師と呼ばれる男・ルクレーシャスで…? 第14回角川ビーンズ小説大賞優秀賞&読者賞W受賞のラブ・ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
19
妖精に魔力をもらう魔術師の話。ヒロインがものすごく前向きだし、ルクレーシャスも意外といい人だったのだけど、妖精との関係にちょっともやもや。いろいろととけてない謎もあるので、続くかな?続かないかな?2016/11/12
ぽっぽママ
10
妖精たちのちょっとブラックなところとか設定は面白かったけれど、最後はどうやって終わったんだっけと(眠かったせいもあるけど)印象が薄かった。2018/01/13
でんか
10
ううむ、ふつう。文章は、固いというか、なめらかでない感じがして少し読みにくいか。妖精の気まぐれな感じや残酷な感じの描写がすごく上手いと思った。ヒロインの状況に似つかわしくない明るさは、純粋な人間ではないという伏線なのかなあ。あとは、ルクレ―シャスが、魔術師の割には、事件の解決の役にあんまり立ってなくて残念な感じだった。まだまだ、メインキャラに設定がありそうな感じで、なおかつヒロインの問題は全く解決していないので、続編前提なのだろうと思われるがどうなのでしょう?とりあえず、もし続刊が出たら、買うと思います。2017/11/01
サラ
7
主人公リンジーの一人称で物語が展開するけれど、彼女の底抜けな明るさが世界観の薄暗さとミスマッチでなかなか読み進めなかった。妖精の力を体内に取り込んだ副作用で多幸感に溺れている描写が幼児退行のようで共感しづらく、妖精たちも不気味。10年前の戦争に負けた魔術師が蔑まれているのにルクレーシャスをモデルにした英雄魔術師の劇が大人気というのは矛盾しているし、たった10年で妖精に対する国民感情がここまで反転するとは考えにくい。魔術の国に注射器や手術台があるなら科学の国って何だ?など、ツッコミどころが多かった。2017/04/09
つくい
5
設定は面白いと思ったけれど、登場人物や文章が軽くてちょっとついていけなかった、残念。2017/02/25