内容説明
2001年以降、日本におけるワインの消費量は年々伸びており、最近はワインの健康効果も注目されている。本書は、農学博士でもあり、醸造技術の指導も行う日本ワイン界の“生き字引”が、理系の目線でワインの効能を解説。「ワインの酸化防止剤は身体に悪い?」「ドライって何?」「赤ワインは老化を防止する?」など、ワインの素朴な疑問から健康効果の真偽まで、ワインの謎に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
伶夜
9
目がすべる(^_^;)2018/03/12
MOCCO
7
筆者のワインに対する愛を感じる!でも、「筆者は魚には日本酒と決めています」なんて言っちゃうところが、非常に親近感。タイトル中の「科学者が書いた」は重要なメッセージ。懐かしい生化学の話が盛り沢山で、微生物学出身者としては楽しいが、一般の方には苦痛かも…。(酵母の学名やら、バチルスやらコッカスの登場やら、ヘリコバクターピロリやらー。)某教授が10人参加の飲み会で「あー、とりあえず赤ワイン10本♪」と可愛く頼んだ思い出が蘇る。2017/03/11
Kenji Tominaga
2
ワインに関する様々な疑問について科学的に説明した本。科学的で説得力はあるが、一部専門的なところは難解。2016/12/11
きみまろ
1
ふむふむ。(◎_◎;)
コンタミ
0
〇。知人に勧められて。著者は東大農学部卒の研究者。サントネージュやアサヒビール等の大手で研究職をしてきたお酒のプロ。ほとんどワインに含まれる化学物質の話をしているので、文系の人には読みづらいかも。一方で、ここまで化学よりのワイン本はなかなかないので良本。「亜硫酸無添加!」がウリのナチュール系がもてはやされるが、それに対しても科学的に良しあしを書いてくれているのが良い。著者は大変なワイン好きなのも良い。科学話の合間にはさまれるコラムが、いかにものん兵衛っぽいエピソードでおもしろい。 2024/02/25