新潮文庫nex<br> 生存賭博(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
生存賭博(新潮文庫nex)

  • 著者名:吉上亮【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2016/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101800639

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内容説明

二十世紀後半、ドイツ中部の地方都市に突如出現した怪物“月硝子(ディブーム)”。同市に隔離された市民は、五十年の時の中で、人間と怪物の戦いをギャンブル「生存賭博」として娯楽産業化した。賭けで生計を立てる少女、琉璃=A・ミュンヒハウゼンはある日、謎の甲冑騎士が月硝子を壊滅させたことを知る。それは狂乱を貪る都市の崩壊を告げる事件だった……。極限の欲望を描く、近未来エンタメ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

44
面白かった。突然現れる正体不明の怪物「月硝子」。時がたつにつれ、人と怪物との闘いは賭博の対象になっていく。言語道断な設定ではあるが、究極の人間のエゴが行き着く先はこういうところなのかもしれない。物語内なりの筋が通っていて、読ませる内容だった。2016/07/20

リキヨシオ

22
謎の怪物「月硝子」が出現して世界から隔離されて見捨てられた都市ミッターラント。人間を襲う謎の怪物と必死に逃げ惑う人々…長い時間を経て人間と怪物の戦いは「生存賭博」と呼ばれギャンブルとしてこの都市の名物になった。この生存賭博はミッターランドの根幹を支える娯楽産業として都市や住人にとってなくてはならないものになっていた。生存賭博の予想屋で生計を立てる少女琉璃は生存賭博内で起きたありえない事件により人生が一変する。それは生存賭博によって維持された都市の命運をかけた命懸けの戦いの始まりだった。2016/09/28

Junichi Yamaguchi

22
『邪』… お互いがお互いの正義のための行動… 全く違う世界だが、「ガンダム」を思い出してしまった。 ある種の結論を出したヒロインの行く先に期待するとしよう。。2016/05/17

ソラ

20
終盤にかけての主人公が覚悟を決めて行動に移すあたりがとても胸熱になる、そんな作品。2016/06/11

けいちゃっぷ

12
かなり期待したのだがなあ。 恐るべき怪物・月硝子が拡散しないよう隔離された場所では、人の生死さえも賭博の対象となる。 面白そうな出だしかと思ったが、余りにも人工的すぎて中途半端感がぬぐえない。 とどめは最後のバトルで、「なんでそうなるの」と言いたくなるほどに某ボードゲーム化して呆れた。 これでは月硝子も浮かばれまい。 366ページ 2017/11/08

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