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内容説明
欧州共同体加盟から43年を経て、英国は「欧州」と袂を分かつ。EU28カ国全てが交渉の延長に合意しなければ、通告後2年でEU法の英国への適用は停止される。仮に英国とEUの間の協定が2年間で合意に達することが出来なければ、英国はEUの単一市場からは外れ、現在よりも高い関税率が英国からEUへの輸出品にかけられ、在英輸出企業の競争力に影響を与えるだろう。
筆者は、英国を6年以上にわたって分析してきたわが国で数少ない英国通のエコノミスト。EU離脱のインパクトを多角的に分析する。日本企業への影響分析については、ジェトロなどのデータも活用して豊かな内容。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
5
EUからイギリスが離脱することによって日本企業にどのような影響が出るのか、離脱前の交渉段階ですでに影響がでている現在の状況について分析しています。本書が書かれた時からさらにアメリカ大統領がトランプ氏になったという大きなインパクトが加わっていますので著者の最新の分析が気になります。2017/02/12
Kentaro
0
ダイジェスト版からの感想 EU離脱派の狙いの一つは、EU法のしがらみから外れることで、規制面や貿易面でより開放的な国を作っていくことにあった。英国は、EU離脱後を見据えて、既に新たな産業戦略を練り始めている。日本企業も英国が目指す新たな国造りの流れにうまく乗れば、ピンチをチャンスに変えることは可能だ。日本は現在、TPP、日EU・EPA、RCEPなどのメガFTA交渉の最中であり、日英FTAを加えるのは容易ではないが、両国の経済的な結びつきの強さなどを考えれば、日本は英国とのFTA交渉を早期に開始すべきだ。2018/03/19




