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内容説明
シャープ、東芝、三菱自動車……次々と窮地に陥る超優良企業やそこで働く人々を横目に、根拠なく「自分は大丈夫」と信じてないか?
カネボウ、ダイエー、JALの修羅場を知る企業再生のトップによる、あなたの仕事人生を救う、これからの働き方提言。
「沈まぬ太陽」や「半沢直樹」に共感しているなら、あなたは会社病にかかっている!
ここ数年、優良企業と思われていた大企業が次々と窮地に陥っています。シャープ、東芝、三菱自動車……。原因はすべて、「会社を腐らせる病」にかかっていることであり、その病原は“ムラ社会の虜”になった社員自身だと著者は断言します。
そして、彼らは腐っていく企業と運命共同体として仕事人生も終了せざるをえなくなってしまうのです。
では、どうすれば半径5メートルのムラ社会で、上司の顔色と空気を読むことだけに人生のほとんどを消費する“クソ・サラリーマン”にならずにすむのか?
産業再生機構COOとして、カネボウやダイエーそしてJALといった破たん企業の修羅場で見た“リアル”をもとに、まだ間に合うビジネスパーソンへ向けた、「会社に左右されない生き方」提言。
ハッと息をのむ視点や考察は、必ず読者に「どうすればいいか」を見つけられるきっかけになります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
18
これからの時代をどう生きるかについて、示唆に富む1冊。日本的な、悪い意味での寄らば大樹の影の対極をなす。どんな企業でも、いや自治体でも、かつての勢いを無くすことは、日常的に起こりうること。そうならないためには、いい意味で尖ること、周囲に阿ることをしないことが基本となる。これまでやってきたから・・・というのは、もう、ナンセンスの極致。それを、どう壊すかなのではないか。2017/02/14
アルカリオン
13
民主主義はベストな権力者を選べる仕組みではない。だが、権力者に問題がある時には革命を起こさずとも交代させることが可能であるという利点がある。これが民主主義が持つ唯一の利点であり、それ以上のものを求めるのは間違いのもとだ。民主主義に過剰な期待をかけると、その期待が裏切られ絶望し、逆振れして全体主義に走る、というようなことになりがちである。(p100)2019/02/02
ぶんた
13
会社で出世を目指している人、会社に依存しない生き方を模索している人、どうも会社のやり方が腑に落ちないと感じている人、ぜひ1度読んでみることをお勧めします。何か感じ得ることがあるのではないでしょうか。こちらにブログってるのでぜひ!https://yabechi77.hatenablog.com/archive2018/05/07
たか
12
今の時代、どんな立場でも安住の地はない。常に努力し勉強しつづけないと生き残れない世の中になっている。2016/12/13
アルゴン
7
★★★★☆JALの再生に携わった方が大企業の体質に警鐘を鳴らした本。東芝・カネボウ・JAL・スカイマークといった堕ちた企業と、日立・オムロン・ソニーといった維持している企業、それぞれの要因を明確にしており、かつ筆者が再生させた企業も中にはあるため説得力があります。こういう本を読むと、現在の自分がいかに恵まれており、世の中で生きていくことがいかに大変かがよく分かります。2017/12/18