ボブ・ディラン自伝

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ボブ・ディラン自伝

  • ISBN:9784797330700

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内容説明

選考委員らは彼の自伝「Chronicles(邦題:ボブ・ディラン自伝)」のみならず社会状況や
宗教、政治、そして愛をとりあげた彼の音楽を評価したという。

伝説のシンガー、ボブ・ディランの半生が、今、自らの手によって明かされる!
全米で売上げ50万部を突破したこの自叙伝は、
これまで謎に包まれていた彼の私生活やその折々の彼の心情が赤裸々に吐露されている。

「本書の真の文学的偉業は、ディランが青年時代の彼自身に贈った、うっとりするほど魅惑的な声である」
-- ニューヨーク・タイムズ・ブック・レビュー

「名人級のエッセイスト、世間が注目せずにいられない文化評論家、
そして、もちろん、空中曲芸師のふりをする詩人の手による傑作」
-- ワシントン・ポスト

「ロックンロールの世界において、本書はいわばシェイクスピアの日記の発見のようなものである。
20世紀の偉人によって書かれた自伝の中で、本書ほど本人の内面に迫っているものはない。」
-- デイリーテレグラフ(ロンドン)

伝説のフォークシンガー、ボブ・ディランの自叙伝。
60年代の初めにニューヨークに出てきてコロンビアと契約するところから話は始まり、
ディランの生い立ち、グリニッジ・ビレッジでのカフェホワッ?の舞台裏、
バイク事故とウッドストックの隠遁生活、
「新しい夜明け」や80年代の最高傑作「オーマーシー」ができるまでの過程とレコーディング風景、
恋人スーズとの出会いなど、彼の目で見たものが彼の言葉で書かれている。
彼の音楽人生に大きく影響を与えた数多くのミュージシャンにも言及。
また、これまで謎に包まれていた彼の私生活やその折々の彼の心情、
あるいは当時の社会情勢に対する彼の思いも細かく描写されている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こきよ

71
ディラン自身の手による一冊であり、かつ菅野氏の訳ということで、成る程面白く読了。彼の文学的な回顧録として、或いはこの時代のアメリカのカルチャーについて触れられる格好の書であろう。フォークミュージックの世界を、エデンの園に喩えるあたり、流石ディランである。2014/11/24

zirou1984

36
笑っちゃうくらいに面白い。デビュー前や隠遁期、低迷から抜け出す契機となる『オー・マーシ』レコーディング時のディラン自身の回顧録。なんだけど、そもそもとしてディランという名前自体が始めは本名ではなかったり、アルバムに「愛を以ってパクる」なんてタイトルを付けちゃうその人間性を踏まえて読んでみると、途端に内容が多面的に見えてくる。その中でもウディ・ガスリーやロバート・ジョンソン、そしてフォークソングについて語る言葉は驚くほどに正直かつ雄弁で、ボブ・ディランの世界とはどのようなものであるのかを豊潤に表現している。2017/03/08

kero385

18
とある理由で20年前に購入して、ずっと読んでなかった。この度買ったの思い出して、読んだ次第。これ自伝とかChroniclesとか題されているけど、通常のそれとは少し違う印象。最初に思い浮かんだのは、レヴィ・ストロースの「悲しき熱帯」で、時間場所を自由に行き来して記述されているのに、章を読み終わるとその章その章の主題が浮かび上がってく構成。幼少期から50代手前ぐらいまでのエピソードを彼の詩と同じような彼らしい独特の文体で回想している。2025/03/21

keroppi

14
井上陽水がコンサートで、ボブディランの歌を歌っていた。それを聞いた翌日、ノーベル文学賞受賞を知った。思わずこの本とCDを図書館に予約した。触発された歌、音楽、本、詩、映画、舞台、様々な作品が語られる。これらにも触れてみたい。2016/10/19

Happy Like a Honeybee

6
演奏が上手いだけのミュージシャンと、エポックメーカーとしてのアーティストの違い。ボブディランの頭脳には芸術や小説の蓄積があり、それが歌となり独自の世界を展開できる。世代を超越して多くの人から支持される理由も、この一冊で理解できた。チャーリーパーカーの演奏は、生命の真髄が伝授されたと。ロバートジョンソンから、奇数を基本にした演奏を学習した。音階上の音、音の数の組み合わせがリズムやコードに関係する。奇数を基準に257を用いれば可能性は無限大。2017/01/12

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