内容説明
あの有名作家がこんな本を書いていた!!!!
・明治の文豪が書いた桃太郎のぶっ飛び後日譚。
・コレラ菌になっちゃった米少年文学の有名主人公。
・大衆文学の雄がキングコングを元に時代小説。
・プッチーニのオペラを名人噺家が落語に翻案。
・国民的作家が雪男を書いたり、ツチノコを書いたり。
本好き、活字好きだからこそ
読めば驚愕、知って呆然。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
59
古本は楽しい。眺めているのはもちろん、手に取るのも実際に読むのも楽しい。ましてやそれについて書かれた随筆が楽しくないわけがない。というわけでコレクターが古本のあれこれを語る一冊。紹介されている本もマニアックで、例の『醗酵人間』やら『ジキルとハイド』に名を借りたのみのトンデモミステリ、ツチノコ本や「大鴉」が元ネタのアレなホラーと粒揃いなラインナップとなっております。中には古本探偵でやるような工作も載っており、マニアが考える事って同じだなと納得させられる。本を集めるという楽しみを思い出させてくれる本でした。2016/12/03
へくとぱすかる
47
ありきたりの古書エッセイとは一味も二味もちがった、本当に珍しい本の探求。しかし珍しい本=すばらしい内容とは限らないところが、かろうじて珍本をマニアの世界だけにとどめておける要素だと納得させられる。逆に言うと、おもしろくてたまらない本なら、とっくに復刻の対象にされているということだろう。それでも珍本を欲しがるのが、筋金入りのマニアだということ。2018/06/06
kana
42
本書は古本ながらこんな面白い本があることを紹介する書評的立ち位置の本では決してなく、古本(しかも探偵小説やトンデモ本の)の魔物に取り憑かれた著者がとあるサイン本の秘密にマニアックに迫ったり、手元に置きたいばかりに図書館の本をカラーコピーして製本したオリジナル版を作ったりしちゃう狂気を楽しむ本です。或いはその狂気ゆえに名作家たちの隠しておきたい、若気の至り的な本を掘り起こして収集して紹介しちゃうおせっかい具合にくすくすしちゃう本です。東洋経済オンラインの連載なので想像以上にフレンドリーな筆致で読みやすい。2018/02/25
ばんだねいっぺい
35
著者の古書愛溢れるエッセイに心動かされる。冒頭のトーマス・マンの話が一番良かった。痕跡本の世界も興味深い。最後の著者紹介を読んでああそうかと納得することがあった。2017/06/05
たかしくん。
34
著者は私の知り合いです。とてつもない読書家で、かつ、古書マニアです。しかるにその博学ぶり、豊富な知識には本当に頭が下がります。ところで彼は本当に、いつ寝ているんだろう?!2017/05/07
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