- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
16歳のイタリア人の女の子、アシュレイは事故で死にかけて心臓移植してから、急に人生が愛おしくなった。「ほんもの」に出会う旅へ出かけたら、ナゾの殺人事件に遭遇!犯人はだれ?アシュレイは、一人死んでいった男との出会いで、「ほんとうに生きる」って、どういうことなのか自分を見つめなおすようになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
103
事故に遭い心臓移植を受けた少女。以来自分がすっかり変わってしまったように感じる。長い黒髪をベリーショートにしてバイクで飛ばす。スピードに惹かれるのは、ドナーだった少年の記憶?立寄った宿屋で思わぬアクシデントに巻き込まれるが…。リジェクション=拒絶反応。心臓移植の拒絶反応が明日突然起きるかもしれない。どれくらい生きられるかもわからない。でも拒絶反応を恐れていては前に進めない。イタリアを舞台にミステリアスな味付けがされたYA小説。時速200kmで恋に落ちる疾走感にドキドキ。2017/10/13
☆よいこ
56
YA。イタリアのミラノに住む16歳の少女アシュレイは美術高校生。アシュレイは事故にあい心臓の移植手術を受けた。回復はしたけれど、移植前の自分とは違った感覚が生まれ、趣味や嗜好が変化していくことに戸惑う。バイクに乗りひとり旅に出たアシュレイは、とある偶然から、田舎のカフェに泊めてもらうことになった。朝起きて、宿泊代代わりに仕事を頼まれる。仕事は死体を運ぶこと…。▽ルカがとても魅力的で、イタリアのイケメンの破壊力に身もだえる。漫画で読みたい。リジェクション=拒絶反応。2020/04/16
杏子
29
心臓移植からドナーの少年を探すことから、アイデンティティを探る旅になるのかと思いきや…予想と違った。移植手術をしたことで少しずつ変わってきた自分の性格や、合わないと感じてきた母親との関係を見直すこととか、YA文学そのもの。突然、巻き込まれた宝石強奪事件と謎の遺体などミステリーの要素もあるが、あくまでも色づけ程度。著者はイタリアに在住しているそうで、小説の舞台もイタリアの田舎。そんなところが少し変わっているかな。2017/01/02
千穂
16
事故後の心臓移植により主人公の少女アシュレイは、随分と変わった。自分の中にいる他人、少年の心臓の影響?事故、移植後の様々な出会いをきっかけに自分の意思で変わったのだろう。ギクシャクしていた母との関係も自分から氷解へと向かう。図書館YAコーナーの一冊。なかなかナイス。2017/02/05
shoko
9
ティーン向けの作品は、言葉の使い方がストレートで、直で胸に届くから、たまに読むとなんだかスッキリする。なんで年齢を重ねるにつれて、難解で遠回りした表現を好むようになるんだろな。2023/10/04