内容説明
崖から転落死したはずの兄から連続して届く、謎の手紙。明子はマンドリン教室の仲間である萩原朔太郎に相談を持ちかけるが…。「真実は、論理を超えたインスピレーションの中に隠れているもの」と豪語する朔太郎が挑む、七つの不可能犯罪。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
28
7つのお話収録の短編集。萩原朔太郎が探偵、他にも色んな人物が。もしかしたら本当に会ったことがあったのかも、と時代のあれこれを楽しむ。2018/05/05
みつき
25
タイトルだけでもクスリと笑える朔太郎の探偵物語。軽々しく白秋を『ボス』と呼び、マンドリン片手にサラっと推理を披露するお調子者なところ、この時代を闊歩する『青鞜』の女性達との合コンなど、作者の遊び心満載の本です。ワトソン役があの人だというのもファンならすぐにわかるはず!!事件が実際に書かれた詩のモチーフになったかのような構成も面白い。人魚詩社メンバーが当時の作家や作品の批評もしていて、この時代が大好きな私は終始ニヤニヤ!彼らとミルクホールでシベリアをほうばりながら文学談義に花を咲かせたいです。2013/01/31
アキ・ラメーテ
17
鯨統一郎さんの酒場で歴史や昔話の謎を解くシリーズのギャグ要員であり探偵(謎を解く人)でもあるのが萩原朔太郎。ワトソン役が室生犀星。軽く読める。2025/06/20
kaoriction
15
途中から「太陽に吠えろ」のテーマ曲が頭の中で回っていた。山村暮鳥を「山さん」、白秋を「ボス」と呼ぶ萩原朔太郎。朔太郎の行動言動に、冷静かつ厳しく突っ込む室生犀星。よく出来た配役だ。「青鞜」好きな私には第三話「消えた夢二の絵」がよかった。「青鞜」と朔太郎らの「合コン」とは笑えた。全体的には別段、事件!推理!という感じもなく中盤から飽きてしまったが、シチュエーションを楽しむにはいい。この時代や文壇文士に興味のある人にはきっと楽しい。電気ブランにミルクホール、シベリア。色々と楽しそうな「S探偵倶楽部」ではある。2012/11/15
ロビン
14
詩人・萩原朔太郎-実際探偵小説を愛好していたーをホームズ役、親友の詩人で小説家だが人間性のいい室生犀星をワトソン役にした軽めの時代ミステリ。朔太郎が美女の書いた下手な詩を褒めるところに文句がある―いくら何でも詩には厳しかったと思うのでー以外は、朔太郎ファンとして小ネタ(タイトルは『太陽にほえろ』と『月に吠える』のパロディだし7話は明らかにホームズオマージュ)や犀星のツッコミにクスクス笑いながら読めた。大正時代の勉強にもなる。『青鞜』の女性たちや竹久夢二、菊池寛、北原白秋なども登場して楽しかった。続篇望む。2024/10/03
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