内容説明
映画監督デビュー当時、伝説の映画『下落合焼とりムービー』、そして「ほとんどビョーキ」という流行語を生んだ『トゥナイト』レポーター時代――日本のメディアを縦横無尽に駆け抜けてきたカントクこと山本晋也の面白き交遊録を1冊の本にまとめます。特に圧巻は、赤塚不二夫氏が率いる面白グループとの交流。赤塚氏以外にも、タモリ、所ジョージ、柄本明などビッグネームのブレイク前夜の素顔が明かされます。カントクと親交の深い著名人との対談(所ジョージさん、高平哲郎さん、滝田洋二郎さん、美保純さん)も盛り込み、映画をめぐる伝説的な日々を振り返ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiratax
4
語りおろしのほかに、所ジョージ、滝田洋二郎、美保純、高平哲郎との対談を収録。赤塚不二夫らと寿司屋の二階で飲んだくれていたんだが、最初から仲良かったわけではないのだと。カントクと赤塚はなんどかすれちがっており、ある時期から毎週飲むようになったのだと。人が知り合って距離を縮めるタイミングというのはあるのだなと。寿司屋の二階には輪に入りたい奴も来たらしいが図々しくて追い返したと。高平との対談に出てくる、良識はダメ、非常識はもっとダメというのは納得の言葉だ。2016/07/04
桑畑みの吉
2
表紙折り返しに「~面白き半生記!」となっているが1時間ちょっとで読めるエッセイ風の内容であった。昔のピンク映画に興味があったので読んでみたがピンク映画の話題は愛弟子の滝田洋二郎監督との対談を含めて全体の3割位であろうか。その他は赤塚不二夫、一般映画『下落合焼きとりムービー』、TV『トゥナイト』関連の話題となっている。本書の中で一番印象に残ったのは美保純との対談である。ピンク映画時代のことを隠すことなく女優としての生き様を語る彼女の姿に好感を持った。2019/09/19
刷子筆男
1
くどいようだがタレント本にしては名著。語りおろし自伝パートもいいのだが、滝田洋二郎との対談は白眉で、頭でっかち映画青年は決していい映画監督にはなれないことが、ハッキリ解る。助監督時代にカントクから「滝田ーッ!」と怒鳴られ、ゴールデン街で「山本殺す!」とクダ巻いてた滝田氏のその後の活躍は、書くまでもないワケで。素晴らしき師弟対談であった。美保純との対談も、またイイ。そして、40凸凹で赤塚不二夫グループと交わったり、また新たな道を見出していったカントクにも、あやかりたくなったですワ。2016/09/04
hata2
0
大変読み易い。対談相手のなかでは、美保純が良かった。というか、鋭いところを付いている。2017/06/19
レンコン餅
0
赤塚不二夫からタモリまで色んなカルチャーを絡ませた映画をなかなか撮らない「カントク」山本晋也の遅れてきた青春を書いた本。 何者なのか?分からないカントクの凄さに触れることが出来た2016/05/14
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