内容説明
暴対法、暴排条例など、「ヤクザ」包囲網が強化される日本。その最中、日本最大の暴力団組織・六代目山口組が分裂し、その動向が世間から注目を集めている。本書では、外側からでは窺い知れない「ヤクザの今」を当事者に取材し、解き明かす。抗争、シノギ、カネ、女……ヤクザやその周辺で生きる関係者は何を考え、どのように生きているのか。現代ヤクザのリアルがここにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
13
某番組の紹介にて購入した異色の本。2016/09/05
なつのおすすめあにめ
6
SNSやネット掲示板でトラブり、インスタに載せる料理を手作りし、便利なのでツタヤから月額制動画配信サービスに乗り換えてみたり、モンハンで遊ぶ…。そんな今風ヤクザとなら友達になれそう?でも犯罪者なんだよなー 笑。 しかし「間違われると腹が立つ同業者(ハゲ)の名前」が気になるな、有名どころだと鈴木智彦と丸山ゴンザレスこと丸山佑介の二人だが…。鈴木氏は原発に潜入したり密漁(ウナギは有名)について仕事をしていて社会派な印象。丸山氏は『クレイジージャーニー』の常連。上野氏は『ウシジマくん』。みんな違ってみんないい?2018/01/16
新九郎
5
面白いけどだんだん胸焼けー2021/03/29
たに
3
★4 分裂だ抗争だと何かとまびすしいヤクザ業界。暴排条例に代表されるお上の圧力により、我々が思う以上に業界は困難に直面している。そんな時代に誰もが抱く素朴な疑問。何でヤクザやってるんですかー。そんな根源的な質問に答えるべく、今を生きるヤクザ12人プラス関係者4人に密着取材。 面白いとの事だったので、何となく手に。闇金ウシジマくんの作者への情報提供?もされてるようで。非現実的な出来事を面白おかしく書き上げている。とても楽しめました。関わりたくはありませんが(笑)2016/12/11
エルビー
3
重苦しい話が続くのかと思いきや、軽快な文体で描かれた日常に思わず笑ってしまう。 いわゆる昔のヤクザと違って、今の若いヤクザはちょっと叱られるとすぐに辞めたり警察に駆け込まれてしまうので、親分も苦労しているだとか、組を無断で飛んだ若い衆が平気で縄張りを歩いていたりだとか、今時のヤクザは普通にフェイスブックでいいね!をしたりネットで自爆したりだとか…。 ヤクザも時代の流れには逆らえないのかなといった感じ。 現代ヤクザの日常がこの一冊に詰まっている良書。2016/11/01