内容説明
道後温泉の老舗ホテルの娘を三田村刑事が殺害したという告発の手紙が、本多捜査一課長宛てに届いた。愛媛県警に確認すると、確かに殺人事件が起きており、その時期に三田村も叔父の葬儀で道後に行っていたことがわかった。捜査に乗り出した十津川警部のもとに、三田村に不利な証拠が次々と出る。温泉地を舞台にした五編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
64
道後や城崎、下呂といった温泉地を舞台とした短編集。冒頭の「道後温泉で死んだ女」をはじめ十津川警部の部下が関連する事件が多いのだが、十津川警部シリーズを読むのはこれが初めてなので順番を間違えたような気もする。あと内容的には「道後温泉で死んだ女」のメイントリックもそうだけど、「恐怖の清流 昇仙峡」の犯人の職業を割り出す部分等論理ではなく偶然に重きを置きすぎている気がするし、「下呂温泉で死んだ女」の衆人環視化での殺人は必要が無いのに危ない橋を渡りすぎてるし。全体的にトリックというか構成が大味のようにも感じた。2022/03/31
fumikaze
5
温泉地を舞台にした短編集。読みやすい。最近は温泉に行っていないなぁ。(猫が4匹もいれば余裕もないが)2018/08/09
Tomomasa
1
Kindle Unlimitedにて 私の読書趣味の根底にあるのがこの西村京太郎。40年近く前に田舎に遊びに来たいとこが置いて帰った数冊の小説。それが西村京太郎のトラベルミステリーでした。小学生の私は辞書片手に読めない漢字を調べながら読書してました。なんだか自分が旅に出たようなワクワク感で楽しかったのが印象的。今読むと淡々と立板に水の如く流れていく文章はあっさりし過ぎてる気もしますが、十津川警部と亀井刑事のコンビが懐かしい。2019/12/24
リリパス
1
「鉄道&温泉」がテーマになっている5つのお話が入っている短編集です。どのお話も、意外な展開で、面白かったです。2016/08/14
富士松
0
朗読・YouTube2019/03/31