チロルくんのりんごの木

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チロルくんのりんごの木

  • 著者名:荒井良二【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • NHK出版(2016/10発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140361245

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内容説明

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誕生と成長、四季の風景、幼なじみとの恋、続く未来……。日々の営みやうつろいと、生まれ育った土地のかけがえのなさを荒井良二が描いた、“家族の木”・りんごの木にまつわる愛おしく感動に満ちた物語。NHKアニメ『チロルくんのりんごの木』(2016年3月放送)の原作絵本。

[あらすじ]
高い山々に囲まれたとある村。ここでは、家族が増えるたびにりんごの木を植え、「家族の木」としてともに暮らしています。
この村に暮らす男の子・チロルくんにとって、ここは世界でいちばん好きなところ。村での生活も、自然の景色も、家族や動物たちも、幼なじみの女の子・エーデルちゃんのことも、みんな大好き。
花が咲いて、雪が降りつもり、牛を育て、宿題をして、収穫や家族の成長を歌をうたってお祝いする。そんな毎日がなによりもほこらしい。大きな、大きな世界の中で、ここがいちばん輝いているのです。
そこにはいつもりんごの木があって、見守っている。チロルくんの恋の思い出や未来の家族との生活を。これまでも、これからも、りんごの木がそばにいます。
チロルくんのいちばん好きなところ。りんごの木があるところ。家族の木があるところ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

90
何とも可愛い絵本であった。子供時代に還って、外国みやげのお人形を使って女の子と遊んでいる様な、そんな童心を感じる絵本。私はこういう、登場人物が小さく描かれている絵本が割と好きだ。アルプスの山奥の生活が俯瞰で描かれ、空気の良さまで想像できる。冬が来て春になる。私は夜が長い冬が好きである。アルプスの冬は厳寒だろうが、冬の世界の広さや屋内の暖かさも想像できる。幼なじみの二人の恋もある。広い大自然の中の小さな恋である。都会に憧れず自分の環境を肯定して愛する気持ち。そんな気持ちを持っている人をうらやましいと思う。2016/10/25

keroppi

78
世田谷美術館で「荒井良二のアールぶるっと!」展が開かれていて、荒井さんが選んだ世田谷美術館の収蔵品の数々や荒井さんの美術作品が展示されている。それがとても魅力的で、荒井さんの絵本を読みたくなった。図書館で見つけた本を数冊借りてきた。この伸びやかで雄大で美しくあたたかな世界に引き込まれてしまった。色彩も豊かつで、とにかく自由だ。こうやって生きる場所があることは幸せなことだな。 2022/10/03

ふう

74
冬休みの孫のためにと借りたのですが、小2の孫は最近「こわい話」にばかり夢中で…。まずはわたしがじっくり読んでみました。移り変わる季節と移り変わる山々の風景が雄大できれいです。子どもにとって世界はどれくらいの大きさなのでしょう。自分の子ども時代を思い出すと、毎日暮らしている町、通学路から見えた場所、遊びまわった野原や川だけだったような気がします。チロルもそうですね。『ぼくがいちばんすきなところ りんごの木があるところ かぞくの木があるところ』 豊かな風景と温かい家族の大切さを感じているチロルは幸せな子です。2017/01/05

anne@灯れ松明の火

31
県立、新着棚で。『きょうは そらに まるいつき』と一緒に読んだ。雰囲気が随分違って、荒井さんを知らない読者なら驚くだろうなと思う。あちらの本格的な絵もいいけれど、こちらの絵もかわいらしくていい。ハッピーがあふれている感じ。2016/10/06

3月うさぎᕱ⑅ᕱ゛

29
とっても可愛くて幸せな2人♡田舎育ちの私にはきらきら輝く緑の中の生活は心が落ち着いて、子どもの頃の幸せな気持ちになる。かわいい絵ばかりなのに山だけは素晴らしくて、ひとつの画の中のそのギャップがまた気を惹かせるところなのかな♡2016/10/24

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