内容説明
坂上忍、49歳。芸歴46年。正論を吐けば嫌われる。スジを通せば疎まれる。それでも言いたいことがある――。「礼儀のないガキは仕事場にいらない」「子供には価値観を押し付ける」「信用は結果論にすぎない」「苦手な奴ともめておく」「無責任な擁護は優しさじゃない」「いい顔の線引きをする」「涙の我慢も給料のうち」「老いを隠すと自分の首を絞める」……厳しき世界で培われた仕事の流儀、人生の道理とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
272
中々大人なビシッとした提言が多い感じ。こういう人が教えた弟子はひとかどの人物になると良いなぁ。2018/01/15
Emperor
32
ここまで度が過ぎてドライだとさすがにかっこいいぜ坂上忍。ぼくもおっさんになれば少しは理解できるのだろうか。2018/11/11
書の旅人
14
長距離運転にとらばーゆしてからというもの、テレビとは無縁の生活を送っていたのだが…。数ヵ月前に同僚から、「古い型でいいなら、カーナビあげようか?」と言われ、それならと戴いた。そうして久方ぶりに見た画面で、坂上さんが熱弁を振るう姿が…。その歯に衣着せぬとは違った毒舌に、どんどん惹かれていった矢先に、この本と出会った。なるほどね…。歳は一つ違い。考え方、感じ方など、共感出来る面が多く、ぐいぐい引き込まれてゆく。特に最低限の礼儀に関しては、「そーだ、そーだァ!」と声を大にしたい。これからも注目しよう。2016/11/01
しゃんしゃん
13
ブックオフでタイトル買いしてしまった。スジを通す、なんて言うのは現代では死語かも知れない。けれど大人として何かにこだわることも必要ではないだろうか。世話になった人への恩義を忘れない、礼を失しない。当事者を飛び越え他者に連絡・報告する、これもスジ違い。けれどサジ加減も必要だと思う。何が何でもスジを通すとなるとギクシャクした場面も出てくるだろう。そこらへんが大切な気がする。スジ論と言うよりは著者の若者へのライトな説教本。相手に届く挨拶、綺麗な別れ方ほか教訓多数。芸能生活ほぼ50年のキャリアはダテではありません2017/07/31
yukkomom
12
時間つぶしに・・・・ 坂上忍のこんなところ以外に好きですね。 「スジ」わかっちゃいるけど一本といかない弱い私です。2017/01/30