ハーレクイン 哀しみのハート

著者名：シャロン・サラ【著者名】/平江まゆみ【翻訳者名】

ハーレクイン（2016/10発売）

• ISBN：9784596916891

内容説明

戻ってきた――懐かしい故郷と、彼の温かい腕の中に。S・サラの新シリーズ〈ハート〉3部作、満を持して開幕！

ダラスの父親が首吊り死体で発見された。その衝撃のニュースを伝えたのは、警察署長で元恋人のトレイ。すぐさま故郷に帰るも、快活だった父の自殺などとても信じられない。打ちのめされた彼女は真相を解明しようとするが、次々と悲劇が襲い、重傷を負ったショックで聴覚まで失ってしまう。深まる父の死の謎と、壊れたままの初恋。無音の世界で孤軍奮闘するダラスの心に、なぜかトレイの声だけが聞こえた。今も君を愛している、命を懸けて君を守る――と。別れた恋人に頼るわけにはいかないのに、その言葉だけが彼女を支えていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆう]

ハート3部作の1作目。生まれ育った町を離れてたダラスに元恋人で警察所長のトレイからダラスの父が首吊り死体で発見されたとの電話が。故郷に戻ったダラスに襲いかかるあれこれが凄いなぁ。プロローグ、まさか嘔吐から始まるロマンス作品があるとは。おにぎりもぐもぐしてて、おおぅ…ってなったし。でもこの出来事が繋がってる気配はがっつり。ダラス父の事件も未解決だし、どうなるのかな。ロマンス部分はトレイのダラスに対する溺愛&過保護っぷりがたまんない。ステキ男子。こんな人いるかな。それにしても人参ってそんなにお金になるのか。

2017/03/31

[糸車]

故郷を捨てたダラスをずっと愛し続けていたトレイ。皆さんおっしゃる通り、強く優しく我慢強く献身的な男性。事件が次々起こる割に殺伐とした事態にならないのがこの作品の良いところ。ダラスを助けて薬用人参を町の女性が残さず掘り起こし男性陣がエスコートする中パレードのように納品するあたりで涙ポロポロ。なんて良い人たち。ダラスが都会で見つけられなかった連帯感や助け合いがそこにあった。しかしダラスの父を殺害した犯人は捕まっていないし、トレイの母が封印している記憶が何なのか分かっていないので次回作を探すしかないのね〜。

2020/02/26

[Miyuki_fsog]

事件が解決してない(ToT) ロマンスより事件がメインでハラハラ ドキドキ (￣▽￣;) そして この作家さん泣かせるわm(。≧Д≦。)m

2018/05/13

[romance_holic]

[ハート３部作]第１話。ヒロインは、初恋の人と別れ、故郷の町を出て、都会で仕事をしていますが、父親の死を契機に戻ってきます。各話ではそれぞれのカップルのロマンスが進行、過去の不幸な事件の謎がこのシリーズの軸になっていくようです。

2016/10/18

[ryuusei181]

三部作の一冊目。都会でレポーターの仕事をバリバリしていたダラスのもとに、父が死んだと連絡が入る。それを知らせたのは、元恋人の警察署長のトレイで、最初自殺かと思われた父の死が、実は殺人だったと分かり、共に捜査を開始する。 トレイがすっごいステキ男子でした。 果たして父を殺したのは、誰なのか？なぜ？、そして30年前の交通事故の真相は？…結局、この本ではまだ犯人分からず(笑)町の中の誰かなんだろうけど…誰なんだぁ、気になるっ！！

2017/05/20