文春新書<br> 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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文春新書
新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

  • 著者名:池上彰/佐藤優
  • 価格 ¥896(本体¥815)
  • 文藝春秋(2016/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166610969

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内容説明

『新・戦争論』『大世界史』に続く人気シリーズ第3弾!
今回のテーマはリーダー論。
「優れたリーダーが出にくくなった現代だからこそ、私たちは
新たなリーダーの到来を待ち望んでしまう」(池上 彰)

【おもな目次】
●第1章 リーダー不在の時代--新自由主義とポピュリズム●
リーダー論が成り立たない時代/エリートの責任放棄/左右に共通するエリートのナルシズム など
●第2章 独裁者たちのリーダー論--プーチン・エルドアン・金正恩●
リーダーに対する国民感情/国家に不可欠な暴力装置/北朝鮮のリーダー論 など
●第3章 トランプを生み出したもの--米国大統領選1●
ドナルド・トランプと橋下徹/トランプの共和党乗っ取り作戦/民衆の破壊願望に乗るリーダー など
●第4章 エリートVS大衆--米国大統領選2●
トランプ大統領で日本はどうなる?/教育が格差をつくりだす など
●第5章 世界最古の民主主義国のポピュリズム--英国EU離脱●
国民投票が招いた国家統合の危機/アイルランドのパスポートを求める英国人 など
●第6章 国家VS資本●
パナマ文書の情報源はどこか?/税率の高い日本から逃亡するエリート など
●第7章 格差解消の経済学●
1%の増税で「教育の無償化」は可能/タンス預金の非合理性/静かなる取り付け騒ぎ ほか
●第8章 核をめぐるリーダーの言葉と決断--核拡散の恐怖●
オバマと被爆者の対面に思わず泣いてしまった/オバマ広島訪問に冷ややかだった沖縄 ほか
●第9章 リーダーはいかに育つか?●
伊勢志摩サミットの内情/角栄ブームをどう見るか?/リーダーは段階を経てつくられる ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

104
近年の新自由主義の台頭は、エリート層への大衆の不満の表れ。サルコジ大統領あたりから潮流は顕在化した。相変わらずなかなか面白い本。例えば、上記のサルコジの動向で、また彼が大統領選出馬を伺っているとか、今や我が国の子供の6人に1人が貧困。かつ、沖縄では2人に1人が貧困で我が国将来の先行をしてる等々勉強事多数。これを防ぐには、やはり教育の重要性と、国家でも個人でもない中間団体が重要と結ぶ。ナルホド。2016/11/29

かわうそ

91
★★★☆☆佐藤優さんと池上彰さんの対談本の三冊目。いつもながらこの二人の鋭い分析には驚かされる。世界で続々と強い指導者が現れている。しかし、それは強く見えるだけかもしれない。ロシアのプーチン、アメリカのトランプ、フィリピンのドゥテルテなどである。ヒラリーはもともと共和党員でトランプはもともと民主党員であったのであるからアメリカの二大政党制という見方がいかに誤解であるかが分かる。ヒラリーはベテラン政治家であったのに当選しなかったのはアメリカ国民が既存の体制にどれだけ反発しているからの証左である。2016/11/13

岡本

79
人気の対談本の第3弾。世界のリーダー達についてを中心に世界で起きている様々なテーマについて語る一冊。この二人の対談を読むといつも見ているニュースの総括を読んでいるようで面白い。残念なのはトランプ次期大統領が決まる前に読みたかったが間に合わなかった事か。次巻までにはトランプを始めとした国際情勢も大きく変わるだろうし、対談のネタは尽きそうにないな。2016/11/22

ehirano1

76
「新・戦争論」「大世界史」に続く第三弾ということで手に取りました。巷間出版されているリーダー論は決して語られないだろうとは思っていましたがまったくそのとおりで、これが本書の魅力でもあるように思います。2017/10/15

Rubik's

71
★★★★☆ 大格差時代のインテリジェンス2019/08/08

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