内容説明
社会学は役に立つのか? 社会学は誰のためにあるのか? 社会学者には今、何ができるのか? 気鋭の若手社会学者・古市憲寿のあらためての問いに、日本を代表する12人の社会学者がそれぞれの専門分野から熱く答える。社会学の面白さや難しさ、社会学が与えてくる「ものの見方」を学ぶ、新たな入門書。小熊英二、佐藤俊樹、上野千鶴子、仁平典宏、宮台真司、大澤真幸、山田昌弘、鈴木謙介、橋爪大三郎、吉川徹、本田由紀、開沼博。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
108
12人の気鋭の社会学者に語らせる社会学の定義と可能性。社会学観はそれぞれ全く異なり、多様性を胡散臭いだけではなく自らが指導されることで魅力的なことでもあると示す点が本書の良さだと思う。概論・カタログ的な趣きもあり、分野が抱える現状問題も俯瞰させる。グランドセオリーは幻想か?、データの信頼性、暗い煽り話ばかりして何が楽しい?と、それまでの対談を読んだ同業者同士がやり合う構図まで浮かび上がって面白い。これもひとえにメディアでのイメージとは一味違った古市の素朴な問い方や簡潔平明な説明、ドライな捌き方のなせる技。2023/05/17
harass
75
若手社会学者(まだ大学院生で博士論文も出してないのだという)による、12人の社会学者との対談。正直この初読みの著者をは著作の名前ぐらいしか知らなかったし、他の人と混同していた。社会学という若い学問の曖昧さや、それぞれの来歴や研究対象の話など。けっこうチクチクと著者がいじられるのに苦笑い。宮台、大澤、橋爪、上野、小熊など大御所はやはり面白い。個人的にいろいろと刺激を受けたいい本である。現代の人文社会科学系に興味がある人は是非。2017/06/25
ヒデミン@もも
50
古市憲寿さん、やはり賢い。上野千鶴子さんや本田由紀さんら女性陣に取り入るのは、以前から上手いと思っていたけど、大御所の社会学者達とも堂々と渡り合える。そして、その一人に社会学という言葉を広めた古市さんと誉められてるし。社会学って専門家でも説明できないぐらい広いものだとわかり安心した。計量社会学とか知らなかったけど。2017/09/11
Emperor
44
「社会学って、なんですか?」から始まる、古市さんVS社会学者オールスターズ12人の対談。【小熊英二≧宮台真司>開沼博=鈴木謙介≧山田昌弘>仁平典宏≧大澤真幸>上野千鶴子>佐藤俊樹>吉川徹>本田由紀=橋爪大三郎】(言ってることが分かりやすかった順)2017/01/27
ロア
44
小熊さん「民主主義とは人民が立ち上がる事。ただ批判するだけでは意味がない」佐藤さん「ユーモアが大事。意地悪だけだと本人も精神的にきついし周りも耳を貸さなくなる」上野さん「仮説とは自分の思い込みと偏見の事。戦略としての社会学」宮台さん「異常事態が起こったんじゃない。むしろカオスの状態が普通なんだ」大澤さん「文句があるんだったら、あなたもあなたの社会学をやればいい」山田さん「企業や家族に頼ればなんとかなるといった前期近代的に生きられる人は少数になっていくのだから、個人を単位に制度も変えていかなければならない」2016/11/13
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