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内容説明
もっとネコを愛するために、DNAレベルから考えた初の新書! No.1ペットとして、多くの人が溺愛するネコ。農耕生活を邪魔する存在だったネズミを食べるため、ヒトの住居に近づいたリビアヤマネコがその祖先だが、なぜそれはライオンやイタチでなく、リビアヤマネコだったのか? 危険な肉食動物のヤマネコとヒトはなぜ、同居に至ったのか? ネコの祖先が各地でヒトと暮らした結果、さまざまなネコ種が生まれた。また、ヒトが愛するネコと旅をしたために死滅した動物もいる。原始生命からイエネコへ。地中海から世界中へ。当たり前の顔でいま、私たちの隣にいるネコがたどった数奇な道に思いを馳せる。唯一、「自ら飼われた」この不思議な動物。30種以上いるネコ科のなかで、なぜネコだけがペットになったのか? 気鋭の生物学者が挑む、ネコを愛するための一冊。「こういう真剣なネコ本が読みたかった」と、愛猫家として知られる解剖学者・養老孟司氏も推薦!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
275
つくづく「ねこの持つ本能、性質、肉体構造etc.は人と生活を共にする為に、態々特化して進化してきた」ところがある様に思われてなりません。ねこは他の家畜動物と比較すると、家畜化には不向きな点が多いのです。しかしそれを超えて家族となっている事実。人との距離を縮める過程で、自ら人間の生活に適応し、それが洗練された様な。例えばうちの仔は原則的には甘えません。ご飯の時だけスリスリしてきます(かわええ)。それは野生下では単なるマーキングに過ぎないのに、共に生活する上ではマストとも言える必須行動なのですね。紙幅足らず。2025/06/02
ホークス
35
2016年刊。かわいい書名に対し、内容は硬派な生物学。ネコの仲間(食肉目ネコ亜目)について、遺伝情報を踏まえた進化の流れを説明する。ネコ亜目はトラやライオンからハイエナやマングースまで含み現生は37種。中型以上で最も広く分布するのはヒョウ(ユーラシアとアフリカ)。イエネコはリビアヤマネコの亜種とされる。ネズミと残飯に引き寄せられ自ら家畜化した、との仮説が有力。イヌとオオカミの違いに比べると、ネコはリビアヤマネコとほとんど違わない。ネコを触媒として人間が自分の獰猛さに向き合えたら、などと夢想する。2025/05/31
ロッキーのパパ
18
評価は★★★(満点は★★★★★) タイトルと表紙のイラストからもっとお手軽な本だと思っていたら、かなり真面目な生物学の本だった。本人も書いているようにネコから脱線している部分もあるけど、ためにはなったかな。 ただ、ネコがかわいい理由は分からずじまい。結局、可愛いから何をしても許すしかないと思い知るだけだった。2017/04/15
宇宙猫
17
★★★★ ネコのあれこれをDNA解析を元に解説。表にすればいいようなことが文章にされてるところが読みにくいが、内容は面白い。可愛い表紙の本があるんだけど、内容は一緒なのか気になる。2017/03/28
阿部義彦
15
PHP新書の新刊です。著者は学者で専門はイタチ族(テン、オコジョ、フェレットetc)だそうです。擬人化したり、こじつけた記述を嫌いあくまでも遺伝子学的に正しい書き方を心がけたそうです。何よりも遺伝の話が凄くわかり易かったです。日本特有の短尾の猫が減ってきているのは洋猫=長尾との交接が進んだ為、何故ならば短尾と長尾の遺伝子では長尾の方が優勢なので75%が長尾で25%が短尾になるので次第に短尾猫は減って行くのみなのですね。あと分類学にも二系統がある事、そして魚を取るスナドリ猫、なんか気になるわ。もっと知りたい2016/11/07
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