習近平はいったい何を考えているのか - 新・中国の大問題

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習近平はいったい何を考えているのか - 新・中国の大問題

  • 著者名:丹羽宇一郎
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • PHP研究所(2016/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569831800

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内容説明

2049年、独裁体制は崩れる! 建国100周年の野望を予見! 商社マンとして30年以上中国と関わり、中国大使として2年半中国全土を歩き、政財界の要人とつき合ってきた著者が、「大国の覇権と激動の世界情勢」を語る。いまや中国抜きに国際情勢は語れない。20世紀を支配したアメリカの覇権は翳りをみせ、代わりに中国が経済的にも政治的にも急速に台頭。四半世紀前に比べ経済規模は25倍に膨らみ、中国をうまく活かすことが、日本ばかりか世界が生き残るためには不可欠な時代に――。2016年11月にはアメリカで新大統領が誕生し、2017年秋には中国で指導部人事が改まる。二つの超大国の指導部が入れ替わるこの2年間で、世界秩序は大きく転換する可能性があるのだ。前作、14万部突破のベストセラー『中国の大問題』から2年余り、習近平政権を知り尽くした元・大使が、中国の最新動向を分析して見通す“日本と世界の現在、そして未来”。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

31
中国が混乱すると確実に私たちの生活や全世界に悪影響を及ぼすことは自明なこと。いたずらに善悪二元論を振り回さずに、人権問題を含めてかの国が世界のリーダー国家としてソフトランディングするための方策を考えなければいけないのではと思う。著者は伊藤忠会長を経て、中国大使、日中友好会長(現任)を務めた。その抑制の効いた中国論に好感でした。(2016年刊)2022/12/24

コニコ@共楽

17
4年前の本だが、その主張は今、加速度的に真実味を増していると思う。世界の中での中国の影響力は絶大になった。そして、この本の根底にあるテーマは、中国を鏡にして「日本はいったい何を考えているのか」ではないかと思う。頭の中で“いまや日本のプレゼンスは危機的状況にあるという自覚が、日本には足りない”という言葉がリフレーンしてしまう。多様化を拒み、日本の良さばかりに目を向けて、○○よりましだなんて思っていたら、自由なことの言えない、人を育てることをないがしろにするような国になっていってしまうのではと強く感じた。2020/02/07

犬養三千代

7
日中は仲良くしましょうねという趣旨。それをこと細やかに解説されている。さすが、民間企業のトップ。数字の扱いが上手で納得してしまう。 教育投資のショボさが日本を滅ぼすのではないかと思った。2018/06/05

おくてつ

5
上海駐在から帰国した時の中国大使で、業界の大先輩でもある丹羽先生の本。気になっていたけど、まだ読んでなかった。 中国の中の事、中国と日本との事。 中国絡みだとなんでもネガティブな要素ばかりを強調する報道も多いけど、現実をとらえて、大国である中国とともに生きていく方法を見つけないといけないんだよな。世界の中では、日本のプレゼンスの方が相対的に下がっているわけで。 習近平と語ったという「住所変更できない」隣国関係っていうのは認識しないといけないですね。韓国もだけど。2017/06/11

猫柳

3
中国の現状や漢民族の統一という夢、我々日本人とは状況や考え方が違うことを念頭に置き、隣国同士で住所変更ができないのだから、どうすれば関係性が向上するか考えていくべきだという著者の意見は納得できる。習近平が選挙で正式に選ばれておらず、独裁政権特有の脆さに恐怖しているという著者の考察になるほどと思わされた。それが、国内で実質的に信仰の自由を認めていないことにも繋がるのかと思った。また中国の急成長にリスクが生じており、それが近年の激しい環境汚染問題にも繋がるのかと納得。水の量と質の不足は確かに怖い。2024/01/10

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