内容説明
2016年7月の10日に投開票された第24回参議院議員通常選挙で、
有権者は誕生したばかりの民進党に厳しい審判をくだした。
野党(民進、共産、社民、生活)が鳥越俊太郎氏を推薦した東京都知事選の結果など最新情報を交えながら、
国民の期待を裏切り続けるツッコミどころ満載の新党を断罪する。
また、民進党のだらしなさによってもたらされた「自民党1強」体制にも、ひとりの経営者として、
日本を愛する者として、伝説の保守政治家・赤尾敏の姪として物申す。
【著者情報】
一円用円形など、日本品質の製品を作り続けるアカオアルミ株式会社の代表取締役。
元衆議院議員、大日本愛国党初代総裁を務め、日本を代表する保守政治家として今なお高い人気を誇る赤尾敏の姪。
共著に『国防女子が行く』(ビジネス社)があり、ひとりの国民として、また経営者として、
“日本人らしさ”を大切にしている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
20
既にほとんどの人が名前も覚えていないだろう民進党を論じた本。タイトルからも分かる通り、作者が民進党支持者ではないのでかなり辛辣な内容。ただし、懐疑的にみたとしてもこういう面もあったのだろうと思われることが書かれている。立憲民主党や国民民主党にも繋がる部分もあると思われるし、今読んでも十分参考になる。2024/11/24
roatsu
18
全編を通じ頷くことしきりで素晴らしかった。民進党が問題外なのは言うに及ばず、著者のユーモアと余裕に満ちた口調の、しかし鋭く的確な指摘で列挙される政権担当など許されない愚劣さは改めて強く認識する必要がある。それ以上に重要な内容にも紙幅が割かれ、与党自民が抱える問題、野党即ち反日勢力という異常事態、それを生み出す日本人自身の無知と危機感無き不見識など平易な言葉で価値ある内容が述べられている。叔父・赤尾敏の回顧も面白い。おわりに、の都知事選狂騒から垣間見えた深刻な問題への言及も特に都民は肝に銘ずべきだろう。2016/09/22
hk
17
「チャンスをピンチに変える力」 これは書中で民主党を揶揄しているフレーズであるが、まさに言いえて妙である。2016年夏の都知事選などその典型だろう。自民党サイドが推薦候補の擁立で混乱をきたす中、野党共闘側に千載一遇のチャンスボールがコロコロと転がってきた。だが民進党のチャンスをピンチに変える力がここでも発動。野党側が調整の結果、時限爆弾付きの候補者を選出してしまったのだ。この「チャンスをピンチに変える力」はけだし汎用性の高い台詞なので、民進党をくさすだけにとどめず日常会話の中でもバシバシ使っていきたい。2017/02/11
gtn
14
今や、ある党以上に「なんでも反対」を唱える民進党解党後の生き残り。残党の数少ない議員は、労働組合出身が大半。立憲民主党も国民民主党も与党を貶めることのみ執着し、日本を守るという気が更々ないので、取り立てて興味はない。それにしても赤尾敏には、いい身内がいたものだと思う。先哲も後継が宣揚しなければ消え去る。2019/11/23
ATS
8
★★☆メインは民進党という反日政党を批判する書ですが、自民党も批判してますし、政治に無関心すぎる国民に対しても警鐘を鳴らしています。文章は平易で読みやすく、自分の国のことくらいもっと関心もたないといけないなぁと思わされます。苦言を呈すればデータや客観的情報がほぼなく、筆者のポエムみたいなもんです。あと、神話とかいうものを政治に反映するようなのはいかがなものかなと。あと日本人らしさを推されてますがいまいちよく分かりませんでした。それって日本人らしさ?みたいな。夫婦別姓が日本人らしさを破壊するみたいな。2016/08/29