平凡社新書<br> これからの死に方

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平凡社新書
これからの死に方

  • 著者名:ぬで島次郎
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 平凡社(2016/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784582858082

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内容説明

現代社会の急激な変化とともに、多様化する死のあり方。過度の延命措置はしないでほしい、墓や葬式は必要ない、散骨してほしい、火葬以外の方法で葬ってほしい……など、死に方、死後の送られ方を選ぶ自由を求める声が広がっている。だがその自由は、「自己決定」の名のもとで無制限に認められるものだろうか。生命倫理の専門家が問う、死をめぐる自由の範囲と制約の条件。私たちは望みどおりの死を選べるのか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

37
図書館本。題名に惹かれて読んだ。著者は生命倫理の研究者。葬式と葬送のこれからについて論じる。私は安楽死、それが無理なら自然死を望み、葬式無用、戒名不要の人間。遺骨は湖に散布してもらうことを望んでいる。しかし、自然に死ぬのも散骨もなかなか難しいと、この本を読んで感じた。でも、なんとか実行するのだ(してもらうのだ)。2019/12/05

hatayan

33
生命倫理の研究者が死の迎え方、送り方を考える一冊。 献体は普及してきたが兵器の開発試験に遺体を用いるのは本人が同意していても許されるか。散骨を普及させた団体の活動を事例に、自由な葬送はどこまで認められるか思考実験。フランスと日本の葬送文化を比較、法律で葬送を定めることが最善なのか疑問を投げます。 自分の死後を自由に考える権利は誰にでもある一方、遺族や医師に当人の希望を強制する権利はないとも指摘。 生きているうちに自分と葬送とを行う立場にある人との間で話し合いを重ね、双方が合意しておくことが理想とします。2019/07/26

うさうさ

18
生命倫理の研究者による死者の送り方。なかなか興味深い。少子化の現代で、先祖代々のお墓に入るというイメージはほとんどなくて特に希望もないが、ここでは献体はOKでも、自動車事故の実験や兵器の実験に遺体を使うことについてはどうか?など疑問を投げかけている。 「死」について話をしなさすぎだなと感じた。2019/10/06

もけうに

6
葬儀関連のことに興味を持ち手に取ったが、どちらかというと安楽死・献体等生命倫理的な話が多い。安楽死が認められているオランダの事情が詳しく書かれており、興味深かった。致死薬を持っているだけで使わず、緩和医療を受けながら死ぬ人の方が多い。「これでいつでも死ねる」という切り札を持つと、むしろ生きる勇気が湧く。フランスの葬送事情も面白い。国によってこんなに違うのか。海外ホラー映画のゾンビ率の高さって、やっぱ土葬だからだよなーとどうでもいいことを考えたり。2024/08/18

ソウ

4
様々な葬送の方法について(フリーズドライ堆肥なる手法もあるとか)。当人の意思だけではなく、送る側の希望も重要。2016/11/14

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