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内容説明
“愛”の一文字を兜の前立に掲げ、戦場を疾駆した直江兼続。知略を尽くし、主君上杉景勝を補佐、秀吉、石田三成との邂逅、新発田攻め、京都での群雄との出会い、小田原攻め、伊達政宗との駆け引き…。乱世を生きぬき、のちの上杉鷹山に引き継がれる領国経営のもとをつくった知謀と信念の男の生涯を描く。
目次
上杉魂
お 船
羽柴の使者
三成と兼続
越水の会
新発田攻め
京の群雄
茶道の心
越後を都に
小田原の陣
伊達者ぶり
反骨の男
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
54
面白かったです。登場人物のテンションが高めのような気がしますが、これが童門節なのですね。人間味を感じます。2020/12/16
まめ@暫くイン率落ちます
22
下巻読了後に纏めて感想。2019/07/21
くものすけ
6
直江兼続の全体像を理解する事が出来ました。上杉景勝の配下の武将であり、秀吉にも溺愛された男でした。上杉会津120万石に対して、30万石を直江に与えろと言う秀吉の意向があったという。関ケ原の戦い直前、家康の会津攻めがあり、上杉家存亡を賭しての一戦と思われました。幸か不幸か家康は三成出陣の知らせを聞き、急遽江戸に戻っています。兼続は上方での政治抗争に馴染めず、地元北国での”独立”を夢見ていましたが、とうとうそれも果たされる事はありませんでした…2023/11/12
yo
6
【上杉魂の名参謀】15年ぶりくらいに再読。上杉景勝の側近直江兼続の前半生。本能寺の変の直前から小田原攻めまで。兼続の人柄があまり深く肚に落ちてこなかったが、おそらく「冷静に情報を分析して、時に非情な策をも打てる野心家」といったところか。上杉謙信が義の人であったかについて疑問を抱き、義の心の裏で実に細かい損得勘定をしていたとする。おそらくこの表と裏を使い分ける性格が後々の展開に大きな影響を与えるのだろう。下巻もそのうち読む予定。2023/06/05
たろう
3
読みやすくてよかった。2015/08/10
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