内容説明
死にかけた輸入ブランドを瞬く間によみがえらせた男がいた。
“その男”は前社長に引き立てられ副社長、社長へと一気に駆け上がり、さらには前社長の秘書だった女を愛人にしてしまう。
しかし彼の“成功”は、大いなる陰謀に操られていた! 最後に望みを叶えたのは一体誰だったのか?
予想外の結末に突き進む、傑作ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まこみん
80
昨年中に読み終えたかったけど、年越しして読了。 秘書の房恵は聡明で有能な女性なんだろうけど、だからって。オヤジと「あの男」二人の社長の、社長として上に立つ者の心得や信条、満田と片岡の友情とライバル心の項はまだ入り込めたけど、読後は肩透かし感が募った。2017/01/02
RINKO
8
何となく中途半端な気持ちで読み終える。これ、ミステリーなの?企業物なの?と…。途中途中の蘊蓄のような会話も私としてはしっくりこないところも多くて、私の嗜好とは違ったかな。2022/05/03
ウルラニ
4
新聞広告で惹かれ、初めて読んだ牛島信さん。高杉良さんに雰囲気似てるか…どんでん返しは期待ほどではなかったかな。★★☆☆☆2016/11/05
プレミアムモルツ
2
法律というスパイスをまぶした企業小説と思って読んだのだが。馴染めないまま読了。2017/02/23
GOTI
2
☆☆著者は企業法務専門の弁護士。読み始めると案の定、内外海行と言う商社が舞台。モデル小説かなと思った。最初はウチダ洋行、でも繊維関連とわかり「ナイガイ」?読み進めるとオリジナル・フィクションでした。最後まで漱石の「こころ」へのオマージュだとは判らなかった。最後の「オチ」、あれはないかなぁ!?2017/01/19