内容説明
青い薔薇の花言葉は〈叶わぬ夢〉――。執事のアンがお仕えするローズベリー家。新当主となったアッシュは優秀で、アンは心浮き立つばかりだ。一方、アッシュは女王と謁見して早々、「青い薔薇のことで何か判ったら、報告するように」と命じられる。存在しない花を女王が求めるのは何故か……? 執事は女子で当主も訳アリ、ファンタジック・ロマン!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
35
性別を隠した青伯爵家の執事アンが探し出した新当主は美形で切れ者のアッシュ・ローズベリー。アッシュとアンのやり取りが面白い。まだまだ恋愛発展途上だけど、ちょっとアンの方が意識し始めたかな。青い薔薇の種が本当に存在するのかは謎のまま。アッシュの星読みのシーンが何度か出てきます。2017/12/17
ダージリン
25
これ以上はないというぐらいに零落した伯爵家に孤児院から迎えられた前当主の孫であるアッシュと伯爵家の執事になったばかりのアン。この二人だけでもかなりのキャラ立ちです(笑)。かかわる人々もくせがあって、やりとりが楽しかったです!次も待ってます♪2015/08/28
ゆり
12
表紙の雲屋さんのカラーイラストの主役二人が麗しいです。善良で天然な男装執事のアンと青伯爵家の新当主になった口は悪いがなんだかんだ人の良いアッシュ。あまりのかみ合わなさとアッシュの口調に最初は若干読みづらかったですが、お互いへの執着心や自覚なしの想いがだんだんみえてきてこのふたり可愛すぎる。親戚関係や設定がかなり複雑でアッシュにもアンにもまだ秘密がいっぱい隠れてそうで先がとても気になる。アンの大きなきらきらした瞳が可愛くてめろめろです。使用人たちや周囲の人たちも若干クセはあれどいい人たちで楽しかった。2015/10/16
そうび
9
「書いている人間がイラッとして、耐えられなくなってしまうヒーロー」のご主人様と、ずぼっと底抜けに人がいい執事のお屋敷復興物語。青薔薇を狙う悪人をやりこめてお屋敷に人や物が増えていく。言葉を文章にしたもの、法律を重んじる福音教と、言葉を口にした〈聖誓〉や星見を重んじる一族。なかなか気になる設定。しかしこの内容なら文庫でもかまわないと思うんだけどな、ちょっとお高い。2015/10/11
でんか
8
辛口です!>設定は嫌いではない。男装の執事、謎めいた主人と、これまたなにかありそうな雇用者の面々。そんな舞台だては好きなんだが、肝心の中身がどうも合わなかった。この作者さん、とりあえず血縁関係を込み入らせるのでこれで一つ読みにくい。そして、唐突に途中で設定が変わるキャラがいて驚く、確かにそうしないとストーリーが進まないのだが、善良と思っていた人がさっくりと裏切る様子に、説得力がない。筆力のせいだと思うのだが。これが二つめ。あとはヒロインの天然を通り過ぎて大丈夫かという間抜けぶりと、ヒーローの口調。この3つ2017/10/02
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