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内容説明
なぜ薬に支配されてしまうのか?
なぜ薬をやめることができないのか?
反薬、反精神医療の立場から次々と話題作を発表してきた内海聡(うつみ さとる)医師が、日本社会にまんえんする精神薬の他、
巨大な市場を持つステロイド剤・抗がん剤・リウマチ剤・市販薬がはらむ深刻な問題点を明らかにする。
これらの薬は、強力な対処療法薬としてひんぱんに使用される医学界の「ドル箱」商品。
しかし、本来、体にとっては異物の麻薬や農薬と同様に毒であることを忘れてはならない。
深刻な依存を作り出し、別の病気を引き起こす。
どうすれば、薬漬け・薬害・依存体質を抜け出し、本物の健康を手に入れることができるのか?
「断薬」に成功した人は何を行なったのか?
内海医師のクリニックで行なわれている「断薬」治療の方法、薬に人生を破壊されかけた人々の生々しい「断薬」体験を公開する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
getsuki
14
同じような薬を複数種類飲んでいた結果、精神障害を起こしていた入所者を私は知っている。不必要な薬を減らしたら日常生活を普通に送れるまでに回復したのだが、これをきっかけに薬って何だろう?と考えていた。そのひとつの答えがここにあると思う。しかし、肝心なのは薬や治療法に依存している己を自覚すること、それが著者の一貫した主張。オブラートに包まずに時折乱暴な言葉も使って書くので反発は大きいでしょうが……。2016/11/26
ケニオミ
9
飲んでいた薬に疑問を持ち、連れ合いに勧められて読むことにした一冊です。薬は症状を緩和させる対処療法で、病気を治すことはない。治すためには自分で調べ、納得して実践する。この言葉を信じ、イースター(復活祭)の日に断薬しました。2021/04/08
chihayahulu
4
代替療法にも得意不得意があり、ひとつの代替療法に固執しない、というくだりに納得。病気は他人に治してもらうものではない、一生勉強ですね。2020/03/01
ひめぴょん
3
やや極論的書き方で、すべてに同意できるかどうかは微妙ですが、基本的考え方は実は私も似た考え方を持っています。父が小さいころから薬は毒、予防接種は不要と主張して、集団接種であった時代ですが、一人教室に残っていたり、病院には行った記憶がほとんどないので逆に子供の頃は病院に行きたい、みんなと同じように予防接種したいと思っていました。そんな私ですが、大人になって思うのはやはり父の影響か薬は毒。必要ない状態にするのが、医者の仕事という気持ち。夫家族は真逆で薬依存症的なところがあります。何の疑問も持たず、2019/07/27
アルパカくん
2
著者はストレートに語ってくれている。であるから、こちらもまっさらな状態で読むことが伝えようとしてくれていることを受け取るために必要な姿勢と思う。そうでなければキツい言い方に囚われて本質を見失ってしまうかもしれない。 健康に生きるために、自分の人生を楽しむために最低限必要な知識を提供してくれているのだ。異端と言われることも構わず。出版社にも感謝したい、そのくらい医療業界の闇にも切り込んでいる内容。2023/10/23
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