内容説明
全身に毒を宿す『毒姫』として育てられた、ビアンカ。ある日、彼女は隣国の若き王ヴェルナーの暗殺を命じられた。そして隣国に献上され、国王暗殺の機会をうかがっていたところ……正体がばれてしまい、任務は失敗! 慌てて自害しようとしたビアンカだったが、なぜかヴェルナーに止められてしまう。その上、彼はビアンカに解毒治療を施してくれると言い出した。ビアンカは、彼の真意がわからず戸惑うばかり。けれど、優しくて温かいヴェルナーにどんどん惹かれていき――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんずもち三個
6
面白かったです。小桜さんの別の小説(関連小説)と知らずに買った本ですが設定がきちんと練られていてサクサク読み終わりました。ですが、レジーナどうした??ホットなシーンがあってサウナ状態ですよ。甘々のメロりんラブででも、しっかりファンタジーもありオススメです。ヒーローもヒロインもかわいい2021/07/07
でんか
5
毒姫ヒロインが、送り込まれた先の国王に一目ぼれされてすっかり更生(というかなんというか)してしまう話。小さいころ攫われて毒姫に洗脳されるとか恐ろしすぎる。特殊生育環境だったヒロインを恋愛できるまでに戻したヒーローの涙ぐましい努力がほほえましくてちょっと笑えます。ヒロインは基本すなお、だから洗脳されてしまうと言えますな。2017/09/19
ひまわり
5
体液が猛毒でキス一つであの世行きってすごいね。飼育される肉植物で人間扱いされずに育ったヒロインと放浪癖のある王様のラブストーリー。可もなく不可もなくって感じかな。2016/06/10
陸抗
4
全身の体液が毒を含む、毒姫として育てられたビアンカが、暗殺するはずの王様に見初められ、幸せをつかむ話。謎に包まれたままの、軍師がメインの話も見てみたいかな。2016/09/11
ちかぞお
4
ヒロインは暗殺目的で「飼育」されてきた毒姫で、隣国の王様(ヒーロー)に献上されますが、目的はヒーローの暗殺で…という話です。ハッキリ言って、えちぃシーンは少ないですし、ヒロインが恋愛関連を全く知らずに育てられたために、ビックリ天然な発言をして、ヒーローがうなだれます(笑)。そんなわけで、萌え的にはちょっとイマイチな感じで終わってしまいましたが、この作品、時系列的には「鋼将軍」「牙の魔術師」より20年くらい前の話でリンクしているので、それらを読んでると「お!」って登場人物が出てくるので、そっちで楽しめるかと2016/05/13