角川新書<br> スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力

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角川新書
スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力

  • 著者名:島田裕巳【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2016/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040821146

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内容説明

IT社会になり、SNSが人間関係に激しい変化をもたらす中、スマホ向けゲーム「ポケモンGO」が社会現象になった。アメリカで無宗教者がこの20年で8%から18%に急増、その背景に過剰なネット依存というレポートが出され、宗教関係者は危機感を募らせている。退屈な時間をなくし、信仰する時間までも奪うインターネット、スマホの普及。ネットは今後、既存の宗教にどんな影響を与え、人々の信仰をどう変えていくのか分析する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

51
懐かしのポケモンGOが、流行っていた時の島田さんの宗教論です。 人との繋がりが、SNSにとって代わられることで宗教の持つ癒し?が、ヒトに浸透いていかないという描き方になるんでしょうか かっては、宗教が、娯楽であり、生活の基盤だったんだなというのが、よく判ります 2023/05/11

hatayan

46
2016年刊。スマートフォンの普及とポケモンGoの登場が人々の生活様式に地殻変動ともいえる変化をもたらしていることを著者の専門である宗教の切り口から熱く語った一冊。特に著しい反応があるのがイスラム教で、宗教家からファトワ(通知)が出て陰謀説さえ囁かれているとのこと。日本でも社寺仏閣によってポケモンのプレイの対応には差があったことは記憶に新しいところです。大人になって以降インターネットやスマホに触れた人なら味わったであろう新しいテクノロジーへの戸惑いや高揚感を宗教家が表現した本として参考にできる一冊です。2020/09/20

Yukiko Yosuke

24
「スマホが神になる」扇情的なタイトルだが、要するにスマホの普及に伴い人々の行動様式が変化し、神以上の知識や救いをもたらすこともあるということ。だが、スマホは情報処理技術の生み出す恩恵を人々に提供するデバイスに過ぎず、携帯が20年程でスマホに取って代わられたことからも、永続的に存在し続けるかどうかは疑わしい。宗教の衰退は産業発展が影響しているとも述べており、スマホが神に取って代わるということには論理飛躍があり、少々受け入れがたい。宗教の衰退に向かう現状等は一読の価値はあるが、著者の主張はそこではないだろう。2023/01/21

カッパ

23
【472】【◯】どういうこと?気になる題名。ということで読んでみました。宗教は人を孤独感から救ってきた。そこにスマホが取って代わるのではないか?という大胆な意見である。簡単で何にでもなる大切なもの。 でもだからこそスマホとの付き合い方は考えないといけないのではないかとのこと。私もポケモンGo の時の騒ぎは記憶に新しい。2017/07/23

あんこ

16
スマホ(ネット)に物理的にも精神的にも時間をとられ、宗教の力が弱まっていくというのは、一理あると思う。しかしその関連性の根拠、データが示されているわけではないので、宗教学者が書いている本にしては説得性が薄い。で、この本を読みながら思ったんだけど、ブッダちゃんとか、キリストちゃんとかの対話アプリあったら面白そう。AIで経典をすべて学習し、神との対話、会話が可能になるアプリ。まさにスマホが神なる。あ、星新一に似たような設定あった気がする。2017/04/23

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