内容説明
8歳で発達障害と診断された僕が、なぜ自分の才能を生かす場所をみつけて輝けるようになったのか。母、主治医、友人・又吉直樹氏のインタビューも収録。誰もが輝けるヒントがみつかる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風眠
190
人と違う事に対して良くも悪くも差別的になりがちなこの日本で、発達障害(彼の場合はADD)をカミングアウトする事は、物凄く大変だと思う。本人はそれほど深刻に捉えていないとしても、嫌な思いをする事が人より多いと思う。私の近くにいる人も「時間の管理ができない」「何も考えられなくなる、ぼんやりする」と言う事が多く、本人も人と感覚が違いすぎる事に傷ついたり、悩んだりしている。自分で自分を決めつけてしまう事は、あらゆる可能性を閉ざしてしまう事もある。だからこそ、いつだって寄り添える私でありたい。味方その1でありたい。2017/03/04
ホークス
126
何より著者の勇気とお母さん始め関係者の努力に感動した。生半可な決意では出来ない事だ。実体験や感じた事が分かりやすく書かれた内容も素晴らしいが、特に立場の違う四人の視点がある所は本書の優れた点であろう。本人、お母さん、支援者(主治医)、友人(又吉直樹氏:対談)の微妙に違う捉え方を踏まえて、読者も自分なりに考察する事が出来る。著者がタレントで、テレビなどを通じて言動や雰囲気を知っている事も読者の理解につながる。又、誤解を恐れずに言えば、障害ではないが同じ傾向の生きづらさを抱える人にも助けになると思う。2016/12/18
美登利
102
類くんがテレビに出始めて観た時、多分そうなんだろうと感じていました。金スマで語っていたのも観たので特に驚きは無かったのですが、早くに診断されてサポートがあったとは言え、お母様の根気のいる行動が無ければ今の類くんは居なかったと思います。子育ては親になったら誰もがちゃんとこなせるとは限らず、子供が自分の思い描く通りに育つとも限りません。障害があるなしに限らずに子供を育てていく為の親の心構え、それを思い知らされる本でもありました。色んなタイプの発達障害が有るんだと分かります、沢山の人に読んで欲しいと思います。2017/01/29
優希
90
自分も発達障害なので読んでみました。本人、母、医師の3人の視点で語られていることで、発達障害について理解が広がればいいなと思いました。発達障害であることを受け入れている類くんに共感します。定型の人のようにはできないけれど、できることをやりつつ、居場所を見つけられたらいいですね。2019/01/22
優希
63
自分も発達障害なので、当事者として読みました。障害を受け入れている類くんに共感します。普通のことが普通にできなくても、自分にできることが個性として輝いている。できることをできる範囲でやりつつ、社会に溶け込んでいければ良いと思いました。2023/01/15
-
- 和書
- 慶進高校開運模試A1