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内容説明
武士の子育て、という言葉を聞くと「激しい鍛錬」や「厳格な上下関係」を想像する方が多いだろう。しかし、武士は自分の子どもに対して、愛情を大切にしながら接していた。つねに子どもへこころを傾ける。すると、たとえ小さなことであっても、子どもの感情の変化に気付くことができる。それが親のなすべきことではないか。(本文より)室町時代より伝わる小笠原流礼法の宗家である著者が、今伝えるべき躾や子育てのあり方を説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆまゆ
11
昔の日本人は、自分の振る舞いに対する「程度」を知っていた。状況を理解して言葉遣いや行動を決めていくために必要なのは、当然親による躾である。躾とはこころ。甘やかしと躾の違いを理解し、愛情から子どもの行動を決めつけず、子どもの出す答えを待つことも親の役割の一つである。2016/11/07
K K
3
小笠原さん、素晴らしいですね。 私も娘から学ぶ事は多いです。読みながら、私もここがダメだなと気づく点がたくさんありました。 糸くずの教えの話が面白い。 心遣い、気づかいの消えたニッポン。 皆毎日他人よりスマホに忙しい。 育児中にスマホをいじるママたち。 察してもらえない子供は、将来気持ちを察することのできない大人になる。 発達障害が増えているのはそういうことだろう。 "時宜よいよう 気遣い肝要のこと このことすべて及ぶべし"2018/07/10
せっかちーぬ
3
礼法をなんだか蔑ろにしてない?って、子育て全般見て思う今日この頃。(自戒も含め)。自分のことしか見ないで行動するのか、周りも見て行動するのか。その違いなのよね。自分と他人は別人格で、境目がちゃんとあるんだってことがわかれば、礼法の大切さが分かるんだけど。大人が分をわきまえて、身をもって、子供に教えないと、と思った。お屠蘇が漢方ということを初めて知った。日本酒を飲めばいいと思ってだけど、違うのね。2017/06/15
大先生
2
武家の躾とは、どんなものかと気になって読んでみましたが、正直、ちょいちょい鼻につく。自慢話?まあ、相性が悪かっただけかもしれませんが。ちなみに、著者は女性です。2019/03/01
ぴよこ
2
図書館で借りた本。小笠原家に伝る伝書を元に礼儀作法などが解説されている。後半は、四季の行事について。子どものしつけ本というよりは、まずは大人が実践しなければならないな、と思う内容だった。2016/12/21