内容説明
人類にとって最も「不都合な真実」は日本にあった! 2008年2月に本格稼働を予定する「六ヶ所村核燃料再処理施設」は、世界中の人々が恐れるモンスターだった!
目次
Prologue すべてはここから始まった
甚大な放射能汚染を知ってください
ロッカショへの思い
原子力発電と核燃料の再処理
ウラン、プルトニウム、原発、再処理工場の関係
Part 1 核燃料と再処理工場
坂本龍一 interviewed by SUGIZO
■用語解説
青森県六ヶ所村と核燃料サイクル構想
日本の原子力発電所と核燃料再処理工場(2007年2月末現在)
六ヶ所再処理工場の「破壊力」
再
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更紗蝦
13
坂本龍一氏による核燃料再処理工場の危険性を訴える運動(STOP-ROKKASHOプロジェクト)は、音楽関連のメルマガからの情報で、立ち上げ当初から知ってはいたのですが、その頃は自分が不勉強だったため、再処理施設や核燃料サイクルの問題点はいまいちピンときていませんでした。呼びかけ人が坂本龍一氏なだけに、メッセージを寄せている人はアーティストやクリエイターが多いので、自民党議員の河野太郎氏のインタビューはとても印象的です。(この本の中では「原発に積極的に反対はせずとも再処理には反対」というスタンスです。)2015/10/04
魂の叫び
9
図書館から借りました。2007年発行です。あえて東日本大震災関連にいれます。これが東日本大震災関連の最後の本となります。この中で萱野茂さんの言葉がある意味、日本の未来を言い当てました。「原子力というのは悪魔の火だ。原子力なんか作るのは、天に唾すること。必ずその唾は自分の顔に戻ってくるんだよ」そして辻信一さんの「文化的貧困」と言う意味にやられました… この本も読まれてないです(涙) お気に入りの皆さん、是非読んで下さい!2016/04/21
ぽんくまそ
4
この本が出た頃は原発関係の本なんて本屋にこの本以外見当たらなかった。二酸化炭素が地球温暖化どうこうという本は多かった。俺たちが口から出している二酸化炭素(植物が酸素と水に換えることができる)と、効率的な(!)核兵器の材料で、無害化できず半減期ですら万年単位の放射性廃棄物と、どちらがやばいか。3.11の前には、こんなことすら考えなかった馬鹿どもが大多数でした。私は六ヶ所村に行ったことがあります。 2013/09/06
銀ちゃん
0
ま、わかりやすいかな。でも、有名人と言われる人たちは、もっと賛同者がふえてほしいな。2010/03/06
ぺーはーせぶん
0
だから本を読まなければいけない。 音楽を聞かなければいけない。 情報の羅列と螺旋に潜むエラーを見抜かなければならない。 彼らは我々に話さない。彼らは何も話さない。 しかし、話さないという行動もまた表現であり受け取るべきサインである。2019/03/17